仮面福祉会

できることを切り売りしています

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

先のことが投げやりな季節

冷房はむしろ、夜間稼働させ続けた方が良いと聞く。ならば暖房も同じ説で、おやすみモードを使うと決めた。 そして迎える朝は優しい。 相変わらず朝ご飯を職場でとっている。ついに、1リットルの豆乳がなくなった。職場のゴミ箱に入れるには、豆乳パックは…

結果変な人

鼻への強い刺激で起きる。永遠に水が止まらないのではという勢いで、鼻にティッシュをつめて力尽きた。 身体を縦にすると治まる。 なかなか安眠を許されない。耳鼻科で薬をもらおうかと調べると、花粉症の項目に「モーニングアタック」とある。心のなかの児…

非日常にも生活が顔を出す

朝起きると部屋が優しい。加湿器の効果を実感しつつ、窓は結露している。住み始めた家の窓は、道路沿いは二重だし、そうでない窓の外はシャッターを下ろしてある。それでも結露するんだ。ホコリと結露は永遠の悩みだなと諦めの心持ちで、水滴を拭き取った。 …

後ろめたさ醸造する年頃

朝6時頃に目覚めてしまう。 二度寝する気にならずそのまま起きたが、薄暗く寒く乾燥している。テレビも助走みたいな内容のものしかやっていないから、昨日のおっさんずラブを見た。尊いし笑う。 ゴミをまとめて出した。 下血のあと多分腸内環境が荒れ地みた…

おしゃれ山を登る

ついにダンボールを処分できる日が来た。 いくら調べても集積所がわからず、ということは他のゴミ出しをするところでいいのか、とみなし、わっせわっせと運び込む。辺りを見回しても、他に紙ゴミが見当たらないからとても不安だ。 駅に向かう道では、軒先に…

追い越されると走る馬のよう

自分が行きがちなJRの駅は、ホームに対して電車が短い場所がいくつかある。電車が来ているのが遠くからでも見えると、急いでいなくても何故か気持ちが焦る。歩いている道を並走するように電車が通っても、一瞬追い付かねばと思ってしまう。地下鉄だとそうい…

欲求と身体が乖離している

可燃ゴミを出してから出勤。 天気が良く、真正面から日光が向かってくる道を真っ直ぐ進む。行きはさほどでもないが、帰りは長く感じる道だ。 靴の入った箱を抱えている。売れて、靴箱が空いたのが嬉しい。 昨日よりは早く事務所に着いたが、やはり掃除の人と…

新しい無機物との付き合い

昨日も売れたものがあって、宅配ボックスに入れる。うっかり違うホームに降りてしまい階段を駆け上がってから電車に乗る。 多くの駅で人々の乗り降りがあるから車内はさほど混まない。かつて山手線を半周して通勤していたときも思った。地元の路線は、自分が…

想定されるレベルを図る

新居で迎える朝。一番大きい窓のシャッターを下ろしているが、十分明るいから何かもうこのままでもいいかという気がする。導線に慣れず行ったり来たりするが、狭い家だからなんのことはない。 新しい駅前にも宅配ボックスがあり、売れた雑誌を入れてから電車…

生活を始める準備

7時前に起きると、母は既に出かけていた。東京武道館の試合に補欠で随行せねばならないのだという。昨日より雨が強く降り、ご苦労さまなことである。 一方こちらは最後のダンボールを閉めた。 身構えていると、8時前に家の前にトラックが停まった。若いお…

この道もいつか来た道

起きて荷詰めを始める。考えると嫌になるので、ガラクタたちを何も考えずに、ぽいぽいダンボールに放り込んでいく。 途中で切り上げ、鍵をもらいに不動産屋まで自転車を走らせる。 転居すると言っても、概ね同じエリアで生きているので、見知った道ばかりを…

ありがたき福利厚生

家から、冷凍していたマフィンとケーキと、ヨーグルトを持っていき職場の冷蔵庫に入れさせてもらう。転居先に冷蔵庫がないから、しばらく朝食を職場で取る作戦。 日曜の引っ越し時間が、朝8時半前後、と知らせが来る。早いな。明日全部つめきらんとならんぞ…

決断に費やすHPが足りない

阪神の震災の日だ。テレビで見る当時の映像がことごとく廃墟で、でかい力の何かしらが暴れまわった後としか思えないが、真実は「地面が揺れただけ」なのが恐ろしい。ここから30年近く経って、各建物全てが、こうならないようになったはずがない。東京で同じ…

波打ち際を遠くから眺める

朝起きるとまた1つ物が売れていたから、宅配ボックスに入れてから電車に乗る。 ところで冷蔵庫が宙に浮いている。 実家の2台目をもらう約束は履行される目処が立たないが、父は母を説得すると、言っている。そのつなぎとして弟が送ってくれることになってい…

戻っておしまいになりたい

前髪がのびている。爪ものびている。刻一刻と常にのびているのだろうが、のびたな!と気付く瞬間が毎度あるのが、何十年と生きていてなお面白い。 といいながら、面白がるのは、気付くのに気付き始めてまだ慣れていないからだ。本当に小さいときは、「自分」…

わがみよにふる

体調はすっかり元通りで、体重もすっかり元通りで、ただぼんやりと筋肉痛である。入院を言い訳に、ほぼ毎日アプリに従ってやっていたストレッチなどを止めた。わかりやすく運動不足だし、本をダンボールに入れて運ぶだけで筋肉痛になる。学びだ。運動は嫌い…

いちいち身が切られるようだ

区の中心部に行かなければならない。一番楽な方法はバスで、しかし電車の方が安く、電車だと他の2区を経由する遠回りか、30〜40分歩くコース。 めんどうくさくてバスを選んだ。 久しぶりのバス停に行くと、感染拡大のため、減便しますと書いてある、その掲…

地獄に夢を見過ぎている

昨夜は父の帰りが遅かった。 自ずと母と2人になり、何とはなしに話しているうちに母がふと、あなたがいなくなると寂しくなるね、と言った。 そういうのは、ずるいと思う。 こういういちいちから卒業するための独立でもあるのだが、一人になるのは私の方だ。…

ビジネスの概念の立体

昨日売れた物を宅配ボックスに入れる。10年以上前に行ったモンゴルで、誰かにあげようと思って買った、謎のカードゲームだ。民族衣装だが、ほとんどハダカの男女の絵が描かれている。トランプだと思っているが、開封していないのでわからないまま誰がの手に…

ここから先は内科です

アラームでちゃんと目覚めて、たつこたつの歌を聞き、久しぶりに化粧をして、今季初めてコートを着て、家を出る。 駅前の宅配ボックスに、昨日売れた物を次々と入れて清々しい。このシステムは嘘みたいに楽で毎度本当かと疑うがちゃんと届くからすごい。ここ…

打ち寄せる金の惜しみ

前回入院したときは、帰る日に38度台の熱が出て、時期も時期だけにコロナではないのかと不安がりながら放出されたが、今回は元気だ。あの時の不調は何もかも内視鏡検査をしたせいだったと思っている。 元気なので、シャンプーもコンディショナーもないが、朝…

これが療養

ばつん、と電気をつけられ、眩しくて起きる朝。普通に生活してたら、大人にこんな強制的な朝晩は中々ないぞ。 そして、電気をつけられたからと言って、朝は一向に始まらない。1時間程経つと採血の人が現れ、血を取られた。 またぼんやりしていると、点滴が…

軟かな禁

夜中じゅう人の出入りがあり、断続的に寝る。これが入院だ。 幸い重度の人の少ないエリアのようで、看護師さんも排泄でばかり呼ばれている。高齢施設の様相だが、自立度も比較的高いようだ。むしろ、これだけクリアなのに、自らオムツを選択するんだな、とい…

3年ぶり、2度目の。

朝起きると、なんだか気持ちが悪い。あまり覚えのない感覚で、二日酔いなのか?と思いながらお手洗いに行くと、下血であった。 目の前が暗くなり、キーンという音が聞こえ、ああ、これが噂に聞く貧血か。と納得した。それでも意識がなくなるほどではなく、ト…

エネルギーはどこかに置いてきた

年末年始に続き、朝全然起きられない。この2日、よく目覚めて仕事に行けたものだ。 重い身を起こして、死ぬほど来ている引越見積りを整理し、めぼしい所に電話をかけていく。大抵は初めに送られた見積りよりだいぶ高くなるのだが、あの差は一体何なのか、信…

仕事を始めたと思ったら終わる

テレビを付けるとおにぎりの番組がやっていて、金曜日!と思う。冷蔵庫をあちこち開けるが、弁当に入れられるものがなく諦めた。 仕事始めの人の多い日、電車は既に遅れ運転間隔を何度も調整していた。 火曜日に大学の先生が打ち合わせに来るはずだが、返信…

たつこたつたつ

0655の干支ソングがとても良い。 年賀状で、年に1度の絵描きをやった後だとなおさら、アニメーションを作る人たちの能力が煌めいて見える。あんなに可愛い絵を、何枚も描くなんて。 仕事始めで誇らしい。と乗る電車は、年末年始関係なく動き続けていたのだし…

良い買い物をしたと思いたい

商業施設に入る家具のお店で、インテリア相談をするサービスに申し込んでいた。転居のことを考えるのは憂鬱でしかないのに、何でわざわざそんなことを、と過去の自分に思うが家にいてもしょうがないので向かう。 扉の開く時間が予約時間になっていて、その瞬…

だから何ではなく、ただ認知をする

起きると大学生たちが走っていた。100回記念大会と書いてあり、いだてんのことを思い出す。箱根駅伝については賛否両論悲喜こもごもあると認識しているが、勘九郎贔屓からの金栗さん支持という謎立場から、今年もやや肯定寄りの中立で見る。ただ兄が起きてく…

不幸は不幸、幸いは幸い

元旦を迎えた。今年は兄弟が帰ってこなかったので、朝起きてくるのを待つ必要もなく嬉しい。朝おせち料理を重箱につめるスタイルで、毎年のことだがどこに何を収めるのか正解がわからない。かまぼこと伊達巻の間にできた微妙な隙間をどうしたものかと。儀式…