仮面福祉会

できることを切り売りしています

はじめに

WEB制作会社で主にデザインとコーディングをしながら、途中で訪問介護もやるなどし、現在は福祉の総合職をやりつつ、不定期でお習字教室をやったりしています。

WEB制作を生業としなくなってだいぶ経ちますが、「職場でちょっとパソコンできる便利な人」でいるのも面白くないので、できることを切り売りしています。

ちょっとずついろいろできることがあるので、よかったら「できること」をご参照ください。筆で字を書くのが一番得意です。

書いているのはほとんどただの日記です。

流血を見ても長閑

ポストに不在票が毎日入っていて申し訳ない。依頼するまでは持ってこなくていいようと、届けようのないメッセージをつい空に向かって飛ばす数日を経て、再配達を今日の午前に指定した。これを逃したら永遠に受け取れない。

本を読んだり寝たりしながら待つ間、エアコンをつけないと、部屋はひたすらに静かだ。

11時過ぎに無事に受け取り、解決してめでたい。18時からの時間帯は早い方、8時からの時間帯は遅い方に寄る。逆なら良かったのにままならない。

 

昼食代わりにスタバでフラペチーノを買うが、クーポンが適用されない店だと後からわかり心のなかでも地団駄を踏む。こういうことでこめかみがぎゅうぎゅうする程悔やむのが、クーポンを使わないこと以上の損という気がするから止めたい。

 

ラグビーを見に秩父宮へ。

トヨタサントリーで観客動員最多を更新したと聞いたが、豊田で、ということが驚きだ。そんなにたくさんの人がどこから集結したのか。未だにろくに足を踏み入れていない愛知県のことを、私はナメているのかもしれない。

秩父宮はそもそもそんなにキャパがないが、気候も相まって牧歌的な雰囲気。早めに着いてファンクラブブースなどをぶらぶらすると、あちこちでスーツを着た選手が接客をしている。あまりにも不意だから普通に受け入れてしまい、選手たちも甲斐がないのではとすまないほどだ。

しかし何度も言うが、とにかく選手が近いのが、何が不便でも最高オブ最高な会場である。タックルで人がぶつかる音がバコバコ聞こえる。

 

ぽっかりひとつ空いていた席を取ったから、周りが団体さんばかりで会話をつい聞いてしまう。後ろは弟と同年代とおぼしき元ラグビー部。その隣りは男女混合で、選手を全く知らない通りすがり観戦で楽しそう。前には選手の団扇を振るシルバーたち。応援コールは相変わらず全然合わず、みんな諦めている。芝の上で起きていることに対して、長閑だ。

 

試合終わり、意を決してファミリーロードに参戦する。並ぶ選手たちとグータッチをする恥ずかしさに耐えて進むと、最後に翔平くんが現れて慌てた。メインゲームでメンバー入りできる日を心待ちにしているよ。

 

夜になり風が強い。窓の外で、自分の自転車カバーがバサバサいう音が聞こえる。