仮面福祉会

できることを切り売りしています

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

帳簿が合うのだろうか

転居して初めて、シャツワンピを着た。 丈が長く、アパートのクローゼットに裾が付くのを、いかに回避するか頭を悩ませていた。結果、ハンガーを段違いにして下の方に裾を畳み込む、という手を取ったので、折り跡がついてしまい、面倒でずっと保留にしていた…

まわりまわってきた

久しぶりにカラッカラに乾いている、朝。既に分解してしまった加湿器を前に悩む。 昨日のりんごの終わりを受け、フルグラのターンに突入した。表示を見ると「朝食用シリアル」と公式に書いてあるぐらいの朝食を、事務所で食べているおかしさを改めて噛みしめ…

りんごの終わり

週末にかけたパーマを、どの程度出すかヒヨりながら迎える朝。枕カバーにパーマ液のにおいが染み付いている。 朝ごはんとして柳月のりんごタルトが最後の一切れで、ついに、ついに実家から持ち越したついにストックが終わった。なんかもうこのまま冷蔵庫なし…

虚構の前提に現実があるはず

しばらく使っていなかった加湿器をつけた。エアコンから出る風に直接ぶつけるようにすると、稼働しているのかわからなくなるが時々白い靄が見える。それからうっすら窓が結露し始めた。 傘をさし歩くと、衣服の間を風が通り抜け寒い。一見暖かそうに見えるニ…

声が存在を確からしめる

快晴で嬉しい。 お腹と尾底骨のところにカイロを貼り、防寒して家を出た。久しぶりにラグビーを見に行くのだ。 その前にかき氷屋へ。 最近ますます歩く距離が延びているが、今日は途中で急に飽きてしんどくなってしまった。首都高の辺りは信号と工事が多く、…

図らず一致

雨が降っていると知っていて、先週回収されそびれたダンボールを古紙に出すのを止めた。たった一枚だし、紙が濡れて重くなりゆくのは恐ろしい。 ついでに使用済みカイロひとつを不燃ゴミに出すのも止めた。そして寝られるだけ寝る。 もそもそしたくをし、先…

あれをああして、こう

雨が続き寒くなり寒いのは良いが関東の冬らしい日が少なくて憂鬱。 静電気でセーターとインナーが纏わりつく。ユニクロが、暑い寒いのうえに、これもいずれ解決してくれると信じている。 電車内のゲーム広告で、戦うらしい大勢のキャラクターの中に、骸骨が…

他人こそ先に知る内定

雨だと聞いて、ブーツを履いてゆく。 そして職場に着いて程なく裸足になる。 昼に、昨日炊いた米を食べてうまい。ほっかほかつやつや白米への喜びとは全く違う方向性で、わしわしと噛みしめ味わうのが良い。宮沢賢治ではないが、玄米のおむすびだけで生きて…

米を炊くだけでもいい

どうやら暑いらしいと、2月に暑いらしいという前提に絶望だが、暑いらしいと軽装で家を出る。寒くない。 職場に着くと、掃除の人が入り口辺りの掃除機をかけている。このエリアは今まで一番初めにやっていたのに、ルーティンが変わるのか。仕事のルーティン…

物理の力

家を出ると雨が降っている。傘をさすのは久しぶりで、温かい気温が不安を煽る。 電車の、立つ前の席が、二度も空いたので大人しく座る。ぼんやりして、電車が止まったのに気付くと液晶画面を見る。それがたまたまいつも外国語表記で、ぱっと見の字面で判断し…

代謝する世界

夜更かしをしているわけでもないのに、平日も休日も常に眠い。眠い眠いと思いながらしたくをする。お茶を入れた水筒が、当たり前に重い。 三越前で母と待ち合わせ、弁当を買って歌舞伎座へ。完全にハレの日の行為だが、母はいつも通り薄汚いバッグをたすき掛…

まだ事象のほうが信用できる

時間のこなし方迷子である。 お腹の薬がなくなったので、適当な時間に病院に行くと案の定待つ。家にいるのと同じと折り合いをつけ、図書館で借りた、長嶋有の「愛のようだ」を読む。 三分の一ぐらい進んだところで呼ばれ、1か月分の薬を処方してもらう。更…

主張はすべて偏り

強い風の音で時々目覚めつつ朝を迎えた。 古紙の日なのでダンボールを、飛んでいってしまわないようコンテナの隙間に挟んでおく。 ちゃくちゃくと仕事。午後、会議に出る同僚がいなくなってから、長い電話がかかったり急に本部に一般人が来たりしてタイミン…

驕り高ぶりその気になり

最高気温が20℃、最低気温が5℃。と記されている。 そうなんだ~と受け流しそうになるが、気温そのものより15℃も高低差があることに二度見する。ダイエットの表現で、30キロ減!とかいうのを見て、1人分…と思うのに似ている。 いつが5℃なんだろう。 この間届…

時が動き出した

出張で朝が遅い。心配で何度も時間を確かめてしまう。8時になる前に、ゴミを出すために外に出て戻る。BSをつけると、ヨーロッパの山小屋の番組がやっていた。再放送を3、4周していたから、ついにタイムリープから抜けたような感慨がある。嬉しくて見た。 …

暮らし組み立てる作業

かき氷屋で買ったマフィンがあるから、家で朝食をとる。休み中、エスプレッソ用の粉も手に入れ、シェアハウス卒業ぶりに、エスプレッソメーカーを出勤させた。ひとつひとつ暮らしらしさを積み上げていく。 エスプレッソメーカーはフタが壊れているし、粉をす…

の人になる

スマホのアラームが鳴る。 そうだこの目覚ましは、祝日は認識してくれないんだった。とガッカリしながら止め、また寝た。 そして外の物音で起きた。 もしかしてこれは噂の、ゴミ収集車が行っちゃったやつかなと予測しつつ、見に行くと果たして集積所は空であ…

大体のことは、思ってたのと違う

昨日かき氷屋さんで買ったキャロットケーキを食べる朝。箸置きはあるがナイフとフォークを置くところがない。お盆がほしいかもしれない。 掃除などを終えると微妙な時間で、図書館に行ってみることにする。駅の反対側にあって、家からだと20分以上かかる。…

むしろ結び付かないことがない

加湿器が鳴る音で起きる。タンクが一晩持たないほど乾燥しているのか。と窓を見れば、めちゃめちゃに結露している。体感と機械の「ちょうど良い」に食い違いがあるな。 ゴミを出すなどしてから出かける。 以前も誘ってもらった、とにかく歩く遊びに参加する…

いつか沈む太陽と知っていても

ショックである。 小澤征爾がいなくなってしまった。 1日のできごと全部吹っ飛ばしてこれに尽きる。過去を見返したら何日か言及していた。 征爾 の検索結果 - 仮面福祉会 圧倒的な熱量と生命力と知識があふれるようにうわーっと喋る人が好きで、そのトップ…

自分の機嫌を取っていく

立っている前に座る乗客が寝ていて、隣の人に寄りかかる。それを嫌がってぐい、と跳ね返す。一度持ち直すがすぐに同じ方向に倒れる。 というのが、永遠に繰り返されて落ち着かない。吊り革のところにいるとどうしても座るの人々の様子が目に入ってしまうから…

見えないところで進んでいた傷み

朝がしっかり寒い。 道に光が当たるとうっすら白く、薄く氷が張っているところもある。排水口から湯気が上がり、脇に積まれた雪がその辺りだけ溶けている。毎朝連れ立って散歩をしているらしいおばあさんたちがいて、白い息を吐きながらゆっくりと歩いている…

ひとりいつも苛烈

心配のあまり早起きして家を出ると、水っぽい雪が道を覆っている。小さな山谷をスノーブーツらしきものでせっせと歩く前を、スーツの人が普通の革靴で果敢に進んで行く。 電車は何ごともなかったかのように動いており不思議だ。混み合うこともなく、純粋に早…

空模様を前にしては所詮

先日受けた昇任試験の結果を、総務部長が直々に届けに来た。落ちてたらウケる〜と思って開くと、さすがに大丈夫だった。 一週間は情報開示請求ができますというので、具体的な評価を教えてくれとお願いをした。私は通信簿の頃から、自分の評価を見るのが好き…

自分がいっぱい

朝方雪が降ると聞いていたが、起きてカーテンを開けても摺りガラスだからわからない。ただ結露している。敷布団を上げたら、床まで結露してびびる。平屋一階建て日本家屋のシェアハウスだってそんなことはなかった、はず。カビだらけになりそうで怖い。 シー…

ジャパン集まる

起きて、燃えるゴミを出し、再び寝る。 かつて好きだった子に詫びる夢を見た。今や本当に何でもないのに、いつまでかの夢を見るのだろうか。こういうとき、祖母が認知症になり初めの頃、破談になった婚約者の話を何度もしていたことを思い出す。一生付いて回…

鬼はうちに

ダンボールを出そうとすると、今週は仲間がいて安心した。駅まで歩く道でも、軒先に古紙を出している家がぼちぼちある。 越して2週間になり、駅までを往復することももう何度と知れない。行きのほうが楽で帰りは遠く感じるとわかった。どうやら多少登ってい…

まさか冬は終わるまい

何だか暑い。カーディガンを脱ぎ、シャツだけで1日過ごす。昼休みにその出で立ちで外に出たのはさすがに1人軽装過ぎたが、うっかり春を感じて憂鬱になった。 最近昼の買い出しに行くのは小さなスーパーで、今日は特に、働く人々で店内がごった返していた。…

生活がまとまらない

可燃ごみの日。昨日買った小さいゴミ袋に、試しに集めてみたら収まったからそれで出す。物の容量がいかに空気かということを改めて視認した。トラックに何世帯分ものゴミを詰め込めるのだものな。 ムダにならなくて良かった。 同じく昨日買った豆乳を職場で…