仮面福祉会

できることを切り売りしています

の人になる

スマホのアラームが鳴る。

そうだこの目覚ましは、祝日は認識してくれないんだった。とガッカリしながら止め、また寝た。

そして外の物音で起きた。

もしかしてこれは噂の、ゴミ収集車が行っちゃったやつかなと予測しつつ、見に行くと果たして集積所は空であった。プラだからまぁいいけど、ゴミ袋を持ってすごすご帰る様子は明らかに寝過ごした人で恥ずかしい。

 

正直持て余す休日をどうしたものかと悩みつつ、困ったらかき氷に出かける。

目的地より3駅ばかり手前で降り、ラジオを聞きながら歩く。日はあるが、風が強く衣服の隙間を通り抜けてゆくので寒い。

首都高の下を通ると、家をなくし暮らす人々のことを思い出す。この間の雪の日などはどう凌いだのだろう。凍死した人はいなかったろうか。

開店30分後ぐらいを目指して歩いたつもりが、時間を間違えてうっかり開店前に駆けつけるかたちになってしまった。かき氷はうまい。

 

それからまたぼちぼち歩き、湯島天神へ。ここ数年干支みくじを買っていて、コレクションに辰を加えたい。着くと狭い境内に屋台が並び、ステージが設置され歌っている人がいる。梅が咲き始め、祭りの期間に入ったらしい。

おみくじは大吉で、なんもかんもうまくいくと書いてあった。

 

空いてたら寄ろうと思っていたかき氷屋は休み。キャベツが終わりかけだから買いたかったが八百屋も休み。昨日行った図書館も休み。

調べると、家から500メートルのところに別の図書館があったから、自転車を出した。こちらは古く見知った雰囲気であったが、昨日に続き目当ての作家はことごとくいない。これはいよいよ自分の問題と認めざるを得ないか。

ついでにスーパーに寄りあれこれ買い込んで帰る。

 

疲れて布団に潜り込んだまま、ヨドバシエクストリーム便を待つ。届いたのは水筒で、色が可愛くて嬉しい。受け取れたから安心してちょっと寝た。

 

昨日買った緑茶を食後に飲んだりしていると、ちょっとまともな生活ができている気がしてくる。相変わらず冷蔵庫はないけど。