仮面福祉会

できることを切り売りしています

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

これはなんの時間だろう

出張先に直行するので遅い朝。どうせ目覚めるだろうがと、保険のつもりでかけておいたアラームで普通に起きる。オールブラックスのモウンガに、お疲れ様と言う夢を見た。やばい。 いつもと違う駅から乗る電車で、市部に向かって行く。訪れた公共の建物は、絶…

いとおしさがあふれる

4時前に起き出し、テレビの正面に椅子を置き座る。フランスの秋は雨が多いのだろうか。寒そう。南アフリカのコリシは今日も全力で国家を歌っている。 観戦を重ねると選手を覚え、解像度が上がり、チームに贔屓が出てくる。今回はどっちも好きで、どちらが不…

ずっと素朴な楽しさが続いている

食べ過ぎた昨日の腹を感じつつ起きる。豆乳にコーヒーを入れたのを飲みつつ、ワールドカップの決勝に備え、先週の準決勝の録画を消す。祭りの終わりで寂しさを感じる。 昼前に出かけ歩いていると、地域センターに列ができている。そうか秋祭りが今日であった…

おかしなことになっている

前後の電車との間隔を調整しながら、のろのろと進み、ようやく駅にたどり着いた。ように感じたその時、車内アナウンスが「定刻どおりの到着です」と言った。そうなんだ、意外〜と思うと同時に、思う壺になってしまってちょっと恥ずかしい。余程毎日、人々に…

怖がることは備えること

朝だけはしっかりと寒い。けれどそれがほんの数十分のことだとわかっているから、寒いまま外に体をさらす。それでも、きっぱりとした夏のセーラー服を着た学生にはギョッとした。冬でも半袖半ズボンの小学生は、見ても、やってんなーと思うぐらいだが、サイ…

これは私の物ではない

旅土産にと、母からハンカチをもらった。京都っぽいモチーフがプリントされた、ピンクベースの可愛らしいものである。 私は、好みでないものを僅かでも身に着けるのが嫌で、対象は下着の飾りから、化粧品のパッケージカラーに至る。その、緩衝地帯として許し…

無の図

切替器があるかのように、がっちり日常に戻る。入れ違いで両親が旅に出ている。誰もいない朝に、生ゴミをまとめて出して偉い。 途中駅で、あんパンのようなものをかじりながら電車に乗り込んでくる人の、社会の窓が空いていた。油断が過ぎようが。(社会の窓…

むすびつかずに感じられない

夜中暑くて起きる。冷蔵庫に入れた水を飲もうと開けるが、中身が全然出てこない。 凍っている。 ホテルの冷蔵庫がそんな冷えてること、ある? 朝一でバスターミナルに行き、1日券を旅行支援クーポンで買った。ついに、この制度が使えたぞ!と拳を握る。 こ…

攻めながらにして情緒を拾え

二段ベッドの上段で4時前に起き出す。イングランド対南アフリカが見たいのである。スマホで見られる時代はとてもありがたいがの、Wifiがどうも不安定だ。ちょっと止まるたびつながりがわからなくなり、前半は何とかこらえたが、後半20分ぐらいで力尽きた。 …

原因は、ない。

北海道に行くのだ。 昼発の飛行機で、暑くないから毎日同じ服でもよかろうと、気楽に荷造りをする。そうして出発の2時間以上前に家を出た。 それで遭ったのが人身事故である。 乗る前にわかっていれば別ルートを取ったのに、微妙な早出が仇となる。平和島で…

ひとり早めに下りを駆け出した

ハンドメイドサイトで注文したスマホリングが、取引ステータスが発送待ちのままおもむろに届いた。出品者が発送連絡をしていないのだろうけど、これではお金がもらえないのでは。ハロウィン仕様の包装紙に、ちょっとしたメッセージまで付けられていたが、事…

交わらない線

どうやら蕁麻疹で、薬を飲んで寝る。そして夜中に暑くて起きた。夏の間は冷房をつけていたし、寝ながら汗をかくのはいつぶりだろう。自律神経、の四文字が横切る。窓を開けて涼をとってからまた寝た。 早めに出勤して印刷を仕込む。久しぶりに本部の鍵開けを…

私のカテゴリに入らない

ワクチンの予約ができていなかったことに気付いて以来、どこの病院にも空きがなく打てる気配がない。何が何でも必要だとは思っていないが、せっかくここまで受けてたからコンプリートしたい。という、謎の不謹慎なゲーム感覚。 昨日手を付けられなかった雑務…

ここにも現れる部活動

ボランティア登録している社協から、シンポジウムのお知らせが届く。民生委員さんたちの合唱、というプログラムがあり、ほほうと顎に手をやる。なり手がいない課題が言われて久しい民生委員だが、サークル活動みたいなのがあるとは知らなかった。 むしろこの…

人を超えた兵ども

再び4時前に起きてワールドカップを見る。どちらを応援するつもりもなかったが、ヨーロッパ勢の応援がえげつな過ぎるから、気付いたら南ア寄りになっていた。 昨日にもまして展開が速く、しょっちゅうボールを見失う。バスケにまさる程のスピードであのフィ…

限りあるという意識

4時前に起きてワールドカップを見る。戦術とかフィジカルとかは最低条件で、選手個人が全員ラグビーがうますぎる。日本チームはもちろん頑張ってほしいが、違うスポーツをやってるみたいで勝てる余地を感じない。リッチーモウンガが今季東芝に来るんだって…

かけ違いのプロット

朝、仕事に出かける母の気配を感じて二度寝、起きて階下に降りると母はまだいて、ぼんやりワイドショーを見ていた。家を出るまで随分時間をかけるんだな。毎日出勤していないから、段取りがないのかもしれない。 昼前に家を出て、和菓子屋でかき氷を食べる。…

食い意地に導かれ走る

大抵、一番初めに事務所に着くから、電気ポットに水を入れる。社会人でいる間の事務所を随分変わってきたが、半分以上で鍵を開けポットに水を入れるような役をしている。単に混んでる電車を避けて早く着くだけだが、誰がやっているのかわからない仕事がある…

全てを言葉にしろという

あの頃は良かった、と思い出しそうな気候が続いている。良い状態でいると、のちに来る辛さの耐性がなくなりそうで不安だ。 朝のBSで、これも何周目がだが、ヨーロッパの道を歩いている。景色を見ては昔の人に思いを馳せ、その地に暮らす人に会っては自分語り…

そういう人が暮らしている

駅に向かう途中、資源ゴミ回収のコンテナのところに「食べ物の容器は洗ってください。虫がわきます」と貼り紙がしてある。注意書きがあるということは、それをする人がいる、ということだ。近所であればある程、具体的な家を想像してしまう。付き合いはなく…

自然界は恐ろしい

夜よりも朝のほうが寒い。ということに気付いてから、まだ10年も経っていない気がする、つい先日まで暑いことばかり考えていたのに、すっかり冷えた外気しか感じられない。 連休前に、後輩におつかいを頼んだことをすこんと忘れ、出勤してこないな、と上司と…

いい、を示す表現は微妙

雨がじゃんじゃん降っていて寒い。傘をさしてゴミを出しに行く。月曜日だが祝日、と何度も確認しないと怖い。 電車にいる、まだ立つこともできなそうな子どもが、もにゃもにゃ言うなかで明らかに「やだ」と言っている。「やだ」は、ポジティブな言葉に比べて…

毒にはならない喜怒哀楽

仕事のため早起きした母の気配を感じつつ、断続的に寝続ける。ぼちぼち起きて、優待目当てで父とモンベルに行く。 向かう道すがら、家の模様替え計画を聞く。父の懐でやることだから、私の口出しするような点はない。ただ父は今日、麻のジャケットの中にター…

思い出が作られているのを見る

外にいる時間の長い日は、上着の選択が難しく荷物が増える。 停車した駅のホームドアに、サミット開店の、ワード文書みたいな広告が出ていた。普段使う沿線で広告を見たことはまだないが、あの面は確かに、宣伝場所として売り出せる新たなスペースだ。とはい…

平均点が高すぎる

金曜日の朝はおにぎりの番組。一般の人がおにぎりを食べた感想を言うターンでいつも緊張してしまう。投稿のコーナーもそうだが、この番組に出てくる市井の人々の繰り出す言葉の完成度が高過ぎるのだ。プロの作家が入っていないとしたら、素人の表現レベルは…

知らないところにある時間

クッションファンデの残りカスみたいになったのを、すくい上げてもう1ヶ月以上使い続けている。終わりかけに例えば、歯みがき粉のチューブを切ったりするが、その後の寿命の長さが、それまでの消費速度と釣り合わないようでいつも戸惑う。平仄が合わない。…

かつて、だった頃

雨が降り、しっかり寒かったからブルゾンを着て外に出た。それでも手が冷えて、手袋、が一瞬頭を過ぎり、即座に打ち消した。季節を駆け過ぎだ。 関係はなかろうが、毎日しっかり電車が遅れる。 とても眠い。電車内では立ったまま寝ていたし、始業しても即座…

期待に応える価値を探る

長い袖の服を着て外に出たが肌寒い。まさか、もう、上着なのか。つい数日前まで何を着ても暑い暑いとダレていたのに、曲がる角度が急激すぎる。 電車を待つ人々も夏服だったりニットだったり、ひっそりとした混乱がうかがえて良い。 コロナが5類になった頃…

パンダのしりを収めたい

母が気まぐれに買ってくるものに、甘酒とヨーグルトがある。開封したら早く食べなければならない。だからいつも賞味期限ギリギリで開け、追い立てられるように食べる。するとまた買い足される。買ってこなくても良いよと言っても、しばらくすると忘れてまた…

友達とは難しいもの

友達宅開催のバーベキューに呼んでもらっている。雨が降りそうだから、集合を早めたいという連絡が入っていた。 急いで支度し、先日父の友達から送られてきたシャインマスカットを持って出かける。駅前のスーパーでお酒を物色するが、ビールとビールらしきも…