仮面福祉会

できることを切り売りしています

いい、を示す表現は微妙

雨がじゃんじゃん降っていて寒い。傘をさしてゴミを出しに行く。月曜日だが祝日、と何度も確認しないと怖い。

 

電車にいる、まだ立つこともできなそうな子どもが、もにゃもにゃ言うなかで明らかに「やだ」と言っている。「やだ」は、ポジティブな言葉に比べて、ものすごく簡単な単語だ。ママパパの次ぐらいに覚えられそうだが、大人が日常生活を送っていて「嫌だ」と言うタイミングなど滅多にない。赤子はどこでその言葉を仕入れるのだろう。知らずに済むルートもありそうに思われるが、「嫌」が伝わらないストレスで余計ぐずるのかな。

子どものことにあれこれ思いを馳せてからいつも、無意味〜と思う。

 

友達に誘われて、やおら歌舞伎一幕見に行くことになる。周りに座るのが見事に外国の人ばかりだった。こうなると、友達だけでなく、周りの全ての人が退屈していそうな気配で気が気でなくなってしまう。何故かしょっちゅうかかる双蝶蝶曲輪日記は、推しの役者が出ていれば許せるが、正直全然面白くない。言葉がわかってもつまらないのに、まして外国の人々をや。踊りを選んでくれればまだ間が持つのになぁと、ダレダレになってる観衆たちを悲しく眺めた。松竹の興行戦略を疑って久しい。歌舞伎ももう末期かもしれない。

 

中華屋さんでごはんを食べ、お茶をしながらぼちぼち話す。自分が、特にてらったつもりもなくやった行動に対して、全然理解できないという反応がある。わかり合えなさの表出点が意外だ。

 

勢いで北海道行きの航空券を取ってしまった。懐とスケジュールに不安を満載する。