仮面福祉会

できることを切り売りしています

全てを言葉にしろという

あの頃は良かった、と思い出しそうな気候が続いている。良い状態でいると、のちに来る辛さの耐性がなくなりそうで不安だ。

朝のBSで、これも何周目がだが、ヨーロッパの道を歩いている。景色を見ては昔の人に思いを馳せ、その地に暮らす人に会っては自分語りを聞く。そうしてあらゆるカットでキャストのコメントが入るのがしんどい。番組だから当然だとわかっているが、私はどうやら、感想を求められるのに余程プレッシャーを感じるようだ。自分が訊かれたわけでもないのに。俺のターンにしないでほしいし、ふうんとかへえとかで済まさせてほしい。

 

職場にアクリルパーテーションが届いていた。アフターコロナで購入するのが意外だったが、電話対応担当の間に防音目的で置いて良い感じである。

こういう物についているキズ防止シールを、私は積極的に剥がしたいほうなので、剥がさないがちの人々が出勤してくる前に剥ききってやった。そして爪が伸びていることに気付く。この間切ったばかりなのにな。

雑務を片付けてからやろうと待機させている仕事になかなかたどり着かない。先月のお金が締まらず、勝手に全銀システムのせいにする。

途中どうしても別の事務所で印刷をせねばならず、できあがるのを待つのも待たないのも中途半端な時間で、結局待って間延びする。刷り上がった書類の箱を抱え、わっせわっせと大通りを渡って、改めてものすごく良い気候である。

8時ぐらいまでがんばるも、集中力がぐだぐだになり諦めて帰る。

 

2、3年前の業務の振り返りをしていて、参考にと、ピーク月の日記を読み返していた。具体的な時間は書いていないが、おおむね朝8時出勤23時退勤をひと月ぐらい続けていたらしい。その生活でよく毎日日記書いてたな、ということに驚いてしまう。

 

夜のニュースでパレスチナの話がやっている。この件に関して私は善悪の判断がつかない。ただひたすらにもやもやするし、政府が堂々と殺しを宣言して支持される世界が恐ろしい。

話題が移り、トピックが「秋の花粉症」となり全方面にギャップが過ぎる。やむを得ないのかもしれないが、ニュースの構成もうちょっと何とかならないのかと思うことが多い。