仮面福祉会

できることを切り売りしています

むしろ結び付かないことがない

加湿器が鳴る音で起きる。タンクが一晩持たないほど乾燥しているのか。と窓を見れば、めちゃめちゃに結露している。体感と機械の「ちょうど良い」に食い違いがあるな。

ゴミを出すなどしてから出かける。

 

以前も誘ってもらった、とにかく歩く遊びに参加するので、大田区方面まで出かける。今回はかき氷をはしごする計画でうきうきである。

 

初めはラーメン必須の店で、醤油ラーメンを食べたのちかき氷。店の方針に従うことはやぶさかでないが、やむなく、というテンションで食べられるラーメンに申し訳ない気がする。おいしいけども、ラーメン大好き族じゃないから。

 

それからずんずん北上していくと、実家から祖母宅に車で行く道を通っているのが分かる。途中には亡くなった祖母の家があったエリアにも差し掛かり、このような距離感だったのかと感慨がある。歩くことにより得られる情報量は多い。

世田谷区役所の辺りに来て、これが噂の、と思う。世田谷線の駅に区役所を置く我の強さを感じていたし、街に訪れてみればいっそ異国の雰囲気があり、この区は東京から独立しているつもりでは、と思わされた。

ついでに豪徳寺に寄った。

絵馬を見ると台湾や東南アジアから来たと思しき人々の願いでいっぱいだ。そんなに観光客ばかり来るのか、招き猫への興味がわからず不思議。

 

いい加減疲れてきたところで次のかき氷屋に着く。

客に家族連れがいたが、途中急に幼児ぐらいの子が泣き始め、それだけならまだしもしきりに変な咳をしていたから恐ろしかった。母はかき氷を食べ続け、父はマフィンを包んでもらうなどしていたから大丈夫ということだったのか。無事ならいいけど、その後を知る術はないから思い出すたび新鮮に心配だ。

 

あまりにも欲望に忠実に食べ、買ったので、辻褄のため家までの道も歩く。1時間そこそこで大した距離ではなかったが、暗くなってくると急に不安でやる気がしぼんでしまう。つくづく、動物である。

 

ここぞと見極め湯船にお湯を張った。それだけで、人間らしい生活をしたような気になる。

いい気分になってアマプラでジョーさんのドラマを見て良い1日。