仮面福祉会

できることを切り売りしています

あれをああして、こう

雨が続き寒くなり寒いのは良いが関東の冬らしい日が少なくて憂鬱。

静電気でセーターとインナーが纏わりつく。ユニクロが、暑い寒いのうえに、これもいずれ解決してくれると信じている。

 

電車内のゲーム広告で、戦うらしい大勢のキャラクターの中に、骸骨がいる。よく知らないがこういうのって、絵師と呼ばれる人のキャラデザインが肝なんだと思っていたから、骸骨がいる、うえに、最前列に描かれているのが意外で、いつもまじまじ眺めてしまう。

まじまじ眺めていたら、足先がすごく尖っているのに気が付いた。爪先を伸ばしている。筋肉がないのだから、骨が動くのは魔法だ。その魔法は足首をピンとすることにも使われる。描いた人の、このキャラへの思い入れに思いを馳せた。

 

昼から休みをとって歌舞伎座にゆくから気も漫ろである。幸い暇が続き、いそいそ出かけた。

 

昨夜備えて早く寝たのに、しぶとく眠気はしがみついてくる。諦めて、中村屋兄弟のいないシーンは寝ると決めて臨んだ2度目の籠釣瓶は、1度目をしっかり補完できて最高だった。ここ!という見せ場ひとつひとつで拳を握りしめてしまう。それでつくづく、所作と間が良いのだった。あれらの形をつくるにはかなりの段取りが必要だが、それをそうとわからせないうまさよ。たまらない。たまらないなあ。

ところで一幕見席からの景色はかなりの俯瞰で、回り舞台転換のおりには、前面と背面の間にある空間に、大道具さんがいるのが見えるほどだ。つまり二つの場面が同居する時間が長いから、一方その頃、感が目視される。

 

半分スキップで劇場を出た。

興が乗って銀座にできたと噂のオーケーに行ってみると、価格が近所のそれと変わらずさすがだ。上にあるのはユニクロだし、銀座の二文字でどこまで生活感を隠せるかチャレンジのよう。

豆乳を買った。

 

帰りがけかき氷を食べ、帰宅して夕食にしたらお腹がいっぱいになり過ぎて苦しくて寝た。