仮面福祉会

できることを切り売りしています

米を炊くだけでもいい

どうやら暑いらしいと、2月に暑いらしいという前提に絶望だが、暑いらしいと軽装で家を出る。寒くない。

 

職場に着くと、掃除の人が入り口辺りの掃除機をかけている。このエリアは今まで一番初めにやっていたのに、ルーティンが変わるのか。仕事のルーティン、というか段取りは、日常のそれより確固なイメージがあるから意外だ。

 

柳月から取り寄せていたもうひとつのおやつを切り分け、朝食としてうまい。

 

昨日質量を目の当たりにした発送物は、別担当のアルバイトさんにお願いして小一時間で封入でき、ひと安心。人間の処理能力が、目算より高いのは嬉しい。

昨日最終入稿予定だった原稿は、チェックをしている先生から音沙汰がないのでできない。これは、年度末に間に合わない=異動に間に合わない=自分の手柄にできない。だ。

60代ぐらいのアルバイトさんと雑談していて、何の脈絡か不意に「この先あんまり面白いことなさそうなんで」と私の口が話した。本当にそうだなと気持ちが後追いし、否定できないと言うアルバイトさんは、信頼できる。

 

帰宅し、ついに米を炊くぞと決意。

買っておいたのは1キロの玄米だ。圧力鍋についていたレシピを見ると玄米もちゃんとあり、よしよしと巡ると加圧時間が23分とある。

23分…!

白米4分からの飛躍もそうだが、根拠のありそうな刻み方に戸惑う。

信じて強火にかけ、ピンが上がったところでアレクサに、23分のタイマーをかけよと命じた。

楽しい未来だ。

無事に炊きあがったと見える玄米は、十六穀と黒豆を混ぜたものだから黒くて紫でみちっとしている。これを見て100%おいしそうだと思う自分はちょっと変だ。

 

それにしても、気付くといつも眠い。