時間のこなし方迷子である。
お腹の薬がなくなったので、適当な時間に病院に行くと案の定待つ。家にいるのと同じと折り合いをつけ、図書館で借りた、長嶋有の「愛のようだ」を読む。
三分の一ぐらい進んだところで呼ばれ、1か月分の薬を処方してもらう。更に薬局でも30分ばかり待ち、人口が多すぎないかと不安になる。
電車に乗り目当てのかき氷へ。
ここは初めから待つ覚悟で肚を決めて来る店。風と同じ方向を向き、本の続きを読み進める。
登場人物に自分との共通点が全然ないのに、わかる、の連続で不思議だ。長嶋有は最近読むようになったのだけど、わかる、があるが、境遇とか心情にではなく、事象に対してで、気持ちが抉られず温度が自分にちょうど良い。
店内に案内され、かき氷がくるまでにほとんど読み終えた。待ったな。
そういえば自分の後ろに、キャリーケースを引いた外国人男性が一人で並んでいた。一体どういう入口からここに辿り着くのだろうか。
腹ごなしに1時間歩き、大人買いした無印カレーでリュックを重くして帰る。
昨日のおっさんずラブを見た。このドラマは構図がわかりやすく、テンプレみたいなセリフを多用する。今回はひとり親が自分を責めるテンプレだったが、昨日事務所に急に来た人を思い出してしまった。あの人は全て自分を正当化していたけど、言っていることが歪んでいるという意味ではどちらも同じだ。「私」にフォーカスすることの仕様のなさを感じる。
気温がぐちゃぐちゃで認知できなくなっている。