仮面福祉会

できることを切り売りしています

りんごの終わり

週末にかけたパーマを、どの程度出すかヒヨりながら迎える朝。枕カバーにパーマ液のにおいが染み付いている。

 

朝ごはんとして柳月のりんごタルトが最後の一切れで、ついに、ついに実家から持ち越したついにストックが終わった。なんかもうこのまま冷蔵庫なし生活で何年も過ごしてしまいそうだ。

 

机上にいくつか伝言的なものが置いてある。想像で数秒首を傾げて、あ、となった。そうだった木曜午後休んだんだった。どおりで休みを長く感じたわけである。

長く休んだのにやることがない。やることがないと逆に今まで何をしていたのか思い出せない。思い出せないままマニュアルを作る。

 

昼、サーティワンの誕生月クーポンを使いに外へ出ると、冷たい風が強く吹いている。抹茶ブラウニーをコーンにしてもらい、足早に建物内に入り隅でひっそり食べた。

こういう、欲求に任せた食生活をしていると、いつだかに見た「主治医の見つかる診療所」を思い出す。あの番組では芸能人の意識高い食生活を紹介したあと、実は暴飲暴食してました!ということが明らかにされる。私のこれは、後のターンの怒られるやつだ。

 

週末に予約した本が用意できたとメールがあり、帰りに取りに行く。窓口の人が作業中だったらしく、薄いが滑りにくそうで、指先が一部出た手袋をしていた。

本はまとめて全部届いてしまい、絶対期限までに読み終えられない自信があるが、とりあえず全部借りた。気持ちだけは豊かだ。

 

箱買いしたりんごもそろそろ終わる。