仮面福祉会

できることを切り売りしています

結果変な人

鼻への強い刺激で起きる。永遠に水が止まらないのではという勢いで、鼻にティッシュをつめて力尽きた。

身体を縦にすると治まる。

なかなか安眠を許されない。耳鼻科で薬をもらおうかと調べると、花粉症の項目に「モーニングアタック」とある。心のなかの児玉清が現れた。

 

それもあるが昨夜から永遠に寒がっている気がする。いつもは気にならない事務所ですら寒く、今季初めてストールを纏った。

周りの人々に寒いですかと尋ねると、いつもよりはと言うので少し安心する。自分だけ寒かったら問題だ。と言ったら、同僚たちはにこにこ笑っていた。まさかこんな会話ですら、世間話として歓迎してくれるのか。

昼近くなり、温まってきたので安心した。

 

ところで上司がまた顔面をケガしてきた。

飼い犬に引き倒された、犬はそのまま駆けて行き、通りがかりの人が連れてきてくれた。と笑っていたが、それは、アウトなのでは。

上司は今年定年だが、犬は少なくともあと10年は生きるだろう。まじで躾けないと、命すら危険ではなかろうか。

そういう上司は1日会議室に籠もり、国の監査の相手をしている。私はあまりやることがない。本当にないのか、戸惑って余計な作業をしてしまう。久しぶりに一般の人からの電話に出て愚痴を聞いてあげた。

 

アマゾンから風呂のフタが届いた。

置き配を試み、指定した場所に本当に置いてあったのが妙に嬉しい。サンタシステムのようだ。

それから相変わらず冷蔵庫がないから、日曜に買ったキャベツを、外の自転車のカゴに入れておいてある。そこから葉を1枚千切って、風呂のフタが入ったダンボールを抱えて鍵を開ける自分は、怪しいし、変だ。

 

しかしおかげで風呂にフタができるようになったから、初めて湯を溜めてつかってみた。

なるほど、ぬるい。

一筋縄ではいかなさを感じつつ、更に風呂水で洗濯を試み、これは上々であった。

 

クローゼットに半分入って洗濯物をしまっていたら、水の流れる音がしてすごく怖い。反対側がトイレだから、まあ、そういうことかと自分を納得させる。