仮面福祉会

できることを切り売りしています

地獄に夢を見過ぎている

昨夜は父の帰りが遅かった。

自ずと母と2人になり、何とはなしに話しているうちに母がふと、あなたがいなくなると寂しくなるね、と言った。

そういうのは、ずるいと思う。

こういういちいちから卒業するための独立でもあるのだが、一人になるのは私の方だ。もし次一緒に住むとしたら、父が亡くなったときだろうから、普通に親と暮らせる最後だったなとか考えてしまう。多くの人はそんなことに考えが及ぶ前、若い時にばーんと家を出て、そのまま自分の家族を持ったりするのだろうから、余計な未練を育てるルートになってしまっただけなのだが。

ほとんどの分岐で選択を間違えてきた。

一人だから寂しいとは限らないし、たくさんいても寂しいこともある。

 

そんな転居を気がかりに思いながら舞台を見に行く。じごくのそうべえを踊るやつ。コロナのおり、配信のあったものが好きだったから楽しみにしていた。

https://youtu.be/fBd8fdIZ67s?feature=shared

舞台美術をものすごく凝っていて面白かった。内容はだいぶ違っていて、大人向きに振ったというか、そういう方向なのかと意外であった。そうなってくると、話の前提でまず死ぬところから始まるのに現実を感じ取ってしまい、ちょっと苦しい。

情緒が不安定である。

 

新宿に出たのでヨドバシカメラに寄り、頭をぼんやりさせて、ついに洗濯機を買った。

ヨドバシカメラを出ると真っ暗で、雹のような雪のようなものが降っていた。激変だ。

雪だか雨だかは弱まったが、かぶったフードがすぐに外れてしまうぐらい風が強い。雪国の人々はこんな毎日を送っているのかと思うと敵わない。

 

契約金の振込締切が過ぎていたことに気付いて焦る。