仮面福祉会

できることを切り売りしています

いちいち身が切られるようだ

区の中心部に行かなければならない。一番楽な方法はバスで、しかし電車の方が安く、電車だと他の2区を経由する遠回りか、30〜40分歩くコース。

めんどうくさくてバスを選んだ。

久しぶりのバス停に行くと、感染拡大のため、減便しますと書いてある、その掲示物の日付は今年の1月だ。人手不足、と書いてはならない事情でもあるのだろうか。1時間に一本の、旅先のような時刻表に示されたバスを待つ。

5分遅れて来た。

この辺の、意味がわからないんだよな。

 

賃貸の契約に行く。仲介とも管理とも違う新たな不動産屋が現れ、こういう仕組みの謎具合がいつも不審だ。仕事がら規則関係を読むのに慣れた自覚があり、宅建士の言うことをふんふん聴き、質問をする自分が頼もしい。でももうお金は払っている。

終えてドラッグストアでシャンプーの種類にひとしきり悩む。こういう一つ一つを自分で選択肢ないといけないのがとてもめんどうくさい。

 

早々に帰宅してラグビーを見る。風があり、観客がみな寒そうだ。

東芝、舐めてかかってやられないか心配したが、出た選手はみんな献身的だった。あと、重ね重ねモウンガがチート過ぎる。

 

意を決して引越の準備を始める。

頼んであった買取ダンボールに、自分のものに加え兄のマンガなども一緒に入れる。まかせると言われたから問題ないのだけど、全体的にオタクエロ色が強くて、良くこんなもの家族に委ねられるなと感心する。

それからようやく自分のこと、まずは本からとダンボールに詰め始めて程なく、途方に暮れて半泣きになる。これ全部持ってくのかな?捨てられないからもってくのかな?本当に?

無理だ。と思ってもう先に進めなくなった。

そういえば私は旅に出る前にいつも、ストレスで泣きそうになっている。もしかして、荷造りがすごく苦手なのではないか。

とにかく取捨選択が、つらい。