仮面福祉会

できることを切り売りしています

おしゃれ山を登る

ついにダンボールを処分できる日が来た。

いくら調べても集積所がわからず、ということは他のゴミ出しをするところでいいのか、とみなし、わっせわっせと運び込む。辺りを見回しても、他に紙ゴミが見当たらないからとても不安だ。

駅に向かう道では、軒先に古紙や不燃ゴミが置かれている一軒家がぼちぼちある。そういうシステムなのか。本当か。

知らずルールを逸脱した人になりたくない。

 

中目黒の裁判所に直行した。

恵比寿駅から歩いていくと、おしゃタウンだが山谷がすごく、登山かと思う。途中、新卒で働いていたときに行ったことのある制作会社に行き当たり、色々思い出してひえ、となった。こんな坂の途中だったか。

 

庁舎はピカピカで立派だ。適当に担当課を訪ねていくと、この間はどうも!と言われて??となる。事務所で対応してくれた方ですよね、と言われて思い出した。めちゃめちゃカジュアルな格好で資料を取りに来た人だ。たくさんの事件を抱えているだろうに、個別の団体のことを覚えてるのが意外だ。

窓口に案内していただき、資料を謄写(初めて知った言葉)する。その間聞こえる職員さんの会話も普通で、裁判という規律の厳しいイメージにとらわれていたなと思う。

職場に戻り仕事。

 

夜、若手飲み会という名のイベントに参加する。10年目以内という括りだが、中途だから若手じゃなくて照れる。店に着くなり知らない人しかいなくて恐れおののいた。

新人さんたちは大抵コミュ力が高く、えら先輩にも隔てなく、ずんずん話をしてくれる。それがすまないと感じてあわあわしてしまう。アルコールを取らずに色んな人と話していたら、後輩たちが酔っ払っていくのがわかって面白かった。

ありがたくも温かいコーヒーがある店だったから、最後は一人でコーヒータイムをしていた。

 

外に出ると風が強くて冷たくて寒い。出したダンボールがなくなっていて安堵した。