仮面福祉会

できることを切り売りしています

ここから先は内科です

アラームでちゃんと目覚めて、たつこたつの歌を聞き、久しぶりに化粧をして、今季初めてコートを着て、家を出る。

 

駅前の宅配ボックスに、昨日売れた物を次々と入れて清々しい。このシステムは嘘みたいに楽で毎度本当かと疑うがちゃんと届くからすごい。ここ数年の踊るヒット賞である。

 

来る人来る人に何やら声をかけられ恥ずかしい。実質2日休んだだけなのに、入院というワードが先走り波及しすぎている。なかったことにしたいあまりに挙動不審になるが、みなさん心配してくださったのだし、本来もっと殊勝にすべきところだ。反射的に常に漏れなく自分優先の思考であることを反省する。

三連休合わせて5日間を取り戻すべく、猛然と作業にかかり、ずっと動悸がする。最後の一手!と思ったところでシステムに「応答なし」と出る。

 

諦めて中抜け。

 

昨日までいた病院に再び行く。

総合病院で、消化器外科と消化器内科と内科を渡り歩き、入院している間わからなかった病院の構造を把握した。それにしても、カテゴライズの分岐が細かすぎるが、医者はいったいどうやって自身の専門を決めるのだろう。

血液検査の結果を待つ間、周りの人々の会話を聞くともなしに聞く。訪問看護の人と病院の看護師と家族が相談していて、本人だけいないのがスピンオフドラマのよう。主役が生きるために、様々な脇役が知らないところで勤めを果たしているのが現実だ。

検査は、ヘモグロビン値が回復しているから良しとなる。と言っても0.2ぐらいの差で可笑しい。平常値に戻るまでどれだけかかるんだこれ。細菌検査は今のところ全部陰性で、謎が継続する。

そして医療費がいちいち高い。

 

病院をばーんと飛び出し、職場に戻ってもりもり仕事をする。ここのところずっとメガネでいたから、重くて顔が疲れる。

夜は録画した格付けチェックを両親と見る。相変わらず田中圭が好きだ。