仮面福祉会

できることを切り売りしています

仕事を始めたと思ったら終わる

テレビを付けるとおにぎりの番組がやっていて、金曜日!と思う。冷蔵庫をあちこち開けるが、弁当に入れられるものがなく諦めた。

 

仕事始めの人の多い日、電車は既に遅れ運転間隔を何度も調整していた。

 

火曜日に大学の先生が打ち合わせに来るはずだが、返信がないのでちょっと怪しい。留守電によろしくと入れておく。オッケーだったら連絡がなくても良い、という総意はあるのだが、反応がないと不安になるものだ。

 

午後いち、昇進試験の小論文を書きに行く。

今年から人事制度が変わり、私たちの後に入った2年分の人々も昇進対象になった。実際に会場でその対象者たちを目の当たりにすると、私と同期以外の年齢層がグッと下がるのがわかる。正直ちょっと、ちくしょう、と思った。

小論文は手書きで、課題も何だかぼんやりしていて全然まとまらない。言いたいことを好きに書いて原稿用紙四分の三ぐらい余らせたので、駄目かもしれない。という気持ちと、このうえ私を昇進させないなんてこと、あるのか?という傲慢な気持ちが行き交う。

前も前の前も、ぼんやりした人事制度のところだったから、そもそもこういう土俵に上がるのが初めてだ。17年も休まず社会人をやってきたのが信じられない。

 

夜、母と自分だけだったので、ついに転居のことを話した。お決まりの、あなたはいつも急だという台詞があり、すごく嫌そうにしていたが、止められないことはさすがに学習してくれたらしい。家賃を聞かれて驚かれるのがどっちの意味かはかりかねたが、どうやら「そんな安くて狭い所に」の方らしい。母は長く専業主婦だったから、その辺りの感覚がわからない。

何しろようやく堂々と準備ができるようになって、良かった。