仮面福祉会

できることを切り売りしています

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

共有しなくてよい気持ち

久しぶりに会う友達が緑を求めていたので皇居に行くことにした。皇居そのものは特に変わらないがツアー客や報道陣などがいてわさわさしていた。昨日はムーミン谷に出掛けていたりして、どうしてわざわざみんなが行きそうなところに突っ込むような真似をして…

そいつは可哀そう、だろうか

連休に恐れおののいていたが、単純に職場の人に会わなくて済むのが嬉しい。同僚のことが割と好きじゃないようだ。 昨日はいだてんを見て、円喬朝太ラインに泣いていた。金栗さんと田畑さんが主人公だとうたっているが、志ん生も主役なんじゃないかな。 朝太…

しかし日常は続く

2年前に死んでしまった祖父のことを考えていた。祖父は大正9年の1月生まれで、2020年に100歳になる予定だった。2020年といえば、東京オリンピックである。 全て本人が言っていたことで証拠は全くないが、祖父は1940年に予定されていた東京オリンピックを…

撒き餌をして様子を見ている

そういえば、東日本大震災の日に「ゴールデンウィークツアーセール!!」という旅行商品ページを残業して作っていて、こんな仕事は辞めようと決意したのだった。 秩父宮ラグビー場で日本代表候補が強化試合を入場無料でやっていたので見に行った。ラグビーは…

誰もそんなこと言ってない

連休に突入する。新元号が発表されてからは、あとは改元を待つばかりだなぁ退位即位はどのようなことをするのだろう、ということぐらいしか気にしていなかったのだが、30年分を凝縮したゆく年くる年が行われようとしていることに昨日辺り気付いて戦慄した…

親しみは伝わり方に多分影響する

印刷会社の人にサンリオキャラについて説明しないといけなかったのだが、相手のおじさんがどうやらミミィもダニエルもキティのバリエーション違いだと思っているらしい、ということにしばらく気付かず難儀した。赤いリボンのと黄色いリボンのと何もないの、…

魑魅魍魎が跋扈する

5月以降の中村屋の動向が全然届かないぞと調べていたら、七之助が9月に京都で四谷怪談をやるというのを見付けた。中車さんと愛之助がビジュアルに出ていたが、これは、七之助のお岩さんに愛之助の伊右衛門ということかしら。そんなの見たいに決まってる。…

助六の鉢巻は右結び

どうやら風邪を引いているらしい。思い当たる節がなくて困る。 病鉢巻というものがある。紫色の鉢巻を左に結び目をつくって垂らす巻き方で、熱を下げたり頭痛を抑えたりするために巻いているそうだが、時代劇などではともかく病人ですよということがそれでわ…

整理整頓をしたくなる

高校で福祉の授業をやるので、一度事例検討を試しにやってみた。ひとつの世帯について、あり得る範囲で思いつく限りの課題を盛り込み、福祉のことを考えるきっかけづくりをするというねらいであった。 80代の高齢者と40代の息子の2人暮らしで息子は無職…

楽しそうにしてると楽しくなる

感情を込める、ということには本当に意味があるんだろうかと急に真顔で考えた。 ドラマなどで、最後の最後にこの人ずっと嘘ついてたのか!という展開のやつを見ると、ここに至るまで全然何でもない振る舞いができてすごいなと感心してしまうが、というかそも…

生活の写し

月に1度サービス付き高齢者住宅で書道教室をやっており、その時に実家に寄るというのがいつもの流れになっている。しかし大抵誰もいない。外壁工事をしていると聞いていたのだが確かにやっていて、よく見る工事現場の室内の暗さ初めて知る。そして足場を組…

自分にとって好ましいかっこうをしたい

出張から職場に戻るところで嵐のコンサートに巻き込まれてしまった。韓国アイドルが好きな友達に以前聞いたとおり、女の子たちはこぞって勝負服的に可愛いかっこうをしている。好きな人に会いに行くスタンスなのだそうだ。わかるけど、ヒール靴でコンサート…

むしろ自意識がないのかもしれない

同居人のひとりが、まつエクをしましたと報告をくれた。肌が弱くて化粧ができないが睫毛には可能性を感じたとのこと。一方で顔の造作については、顔だとわかればよいとも言っていた。ほう。つまり、目を大きく見せたいとかいうのではなく、何かしらの飾りつ…

一足飛びに間合いを詰めたい

4月に上司が一人かわったのだが、普通の人で感動している。自転車のタイヤに空気を入れた時に似ている。こんなに楽に早く走れるんだ…! こんぴらのお土産を職場の後輩に渡したところ、ありがたくも歌舞伎の話題をふってくれた。学校の鑑賞教室で見たが、何…

見えない何かに怯えて小さい声になる

知り合いの男子の、過去のルームシェアの話を聞いていた。「ひとりが女つくって出てったんですよ」と言っていて、その言い方がいかにも男子っぽいなと感心した。わいわい楽しくやっている男子たちの中では、彼女をつくる、または彼女を優先する、ということ…

全部に賛成はできないが、好き

通勤の道みち、この先も結婚しない人生について考えていた。やはり寂しいと思うだろうな。 歌舞伎といだてんのことばかり考えているが、来月はゆずのライブに行く予定がある。学生の頃から入っているファンクラブの更新の時期になると、一応考えるがまぁ続け…

三次元を把握できない

鏡にうつった自分が背負う、リュックのでかさにぎょっとした。昨日、心を無にして買ったのだが、用途に対する容量と機能は正しく、その結果正しくでかい。そういう当たり前の物理の算段がどうもできない。 こんぴらで見てきた、傾城反魂香という演目の通称「…

伝わらない写真で容量がいっぱいです

こんぴら歌舞伎のことを書こうと思っているのに、いだてんに捕らわれてしまった。円喬師匠と朝太がよう・・・。 さて死ぬ前に一度は行きたいこんぴら歌舞伎であった。天保の人と同じ体験ができる。ということがとにかく得難い。加えて役者さん方も同じような…

時空が歪んでいる

女木島に行くことにした。桃太郎の鬼ヶ島ということになってる島だが、そういえば中村屋三代が襲名にちなんで行っていたなと思い出した。親子写真でおなじみの鬼の洞窟に行ってみねばなるまい。 と、ろくに調べもせずに行ったら何だかよくわからなかった。洞…

大体うまくいったが踵が割れている

朝早い新幹線に寝るつもりで乗って、寝て起きたら愛知だったので驚く。富士山…。幼児の頃「ふじさん」を「ふじちん」と読んで家族にバカにされたのを思い出した。そういうことを私は執念深く覚えていて些細なきっかけでちょくちょく思い出す。 まだ桜が咲い…

根はいいやつ、に厳しいのかもしれない

何年か前に作った書道教室のホームページがおかしなことになっていないか久しぶりに見に行ったら、思ってたより良いデザインではないかと今更自画自賛した。 一昨年の夏に歌舞伎座で刺青奇偶という演目をやっていた。博徒の話をたくさん書いていた長谷川伸の…

あちらとこちらの分岐点はどこだったのか

職場の空調が切り替え時期で既に暖房が使えなくなっているため地獄のようだった。寒いほうの地獄。 歌舞伎遠征、ということにそわそわしており、弟のことを思い出した。かつてアイドルの追っかけをしており、ほうぼうに出かけていっている様子が窺えたが大変…

身内だからこそ見せない手の内

父親が、桜の森のシネマ歌舞伎を見に行こうとしているらしい。坂口安吾だからだそうだが、そういうルートもあるのか。うん、坂口安吾はいいよね私も好きだ。 父はいわゆる昭和の若者だった団塊世代で、本をよく読みレコードを買って聞きギターおよびバイオリ…

嗜好の沼が口をあけていますよ

既にしつこいぐらい言っている「桜の森の満開の下」のシネマ歌舞伎を見てきた。改めまして、とにかく夜長姫が最高です。七之助が夜長姫をやっているのは夢の具現化である。 あのように、脈絡なくとにかく無邪気で残酷であることへの憧れがある。それは特に思…

地に足が着いていることをこまめに確認する

新年度が始まって一週間、(異動希望を出したものの)自分の立ち位置が変わらなかったため環境が変わった人々の様子を見ていた。私の勤めているところは異動により転職レベルで仕事が変わる。それでみな口々に、初めてやる仕事ばかりだが新人ではないので、…

桜にも飽きがきている

上野公園で花見をした。目黒川に行ったり、歓送迎会に参加したり、客観的には春を満喫し過ぎていてどうしたことだろうか。現実にはどれも気疲れして終えているのだが、世間のみなさんも楽しそうに見えて意外に同じなのかもしれない。目黒川の人出がすごかっ…

気付かないことに気付かないのはどうしたらいいんだろう

社員約100名を前に話す機会を得たのに、いだてんの宣伝をし忘れたことを絶賛後悔中です。病気だ。 ベタに新人がUSAを踊ったりする歓送迎会だった。ものわかりの良い先輩面をして場を盛り上げたり話を聞き出したりするのが面倒な気分だったので、退職した…

感動的に泣く理由は日常にはない

電車で学生さんたちが、20歳と21歳は全然違うんだということで盛り上がっていた。21歳になると、俺はもう20歳ですらないんだと思うんだそうだ。その「ですら」はなんだろう。わかるようなわからないような。俺はもう若くないし若者の気持ちがわから…

酔うのはたまのイベントとしたい

判官びいきという言葉がある。判官とは義経のことだが、歌舞伎こそ判官びいきそのものであり、ひいきし過ぎて義経が象徴的にあちこちの演目に現れる。頼朝が好きなので判官びいきの世の中がつらい。という話をしたら徹頭徹尾意味不明であるという顔をされた…

愛するにしっくりくる言葉がない

録画しておいたいだてんを見るのに同居人たちを巻き込み、ついでにNHKでやっていた星野源のPOP VIRUSを見た。見たい、という気持ちはあるものの尻込みしているところに、他人の存在は動機づけとしてありがたい。程々に興奮を共有しながら見ることができてよ…