仮面福祉会

できることを切り売りしています

共有しなくてよい気持ち

久しぶりに会う友達が緑を求めていたので皇居に行くことにした。皇居そのものは特に変わらないがツアー客や報道陣などがいてわさわさしていた。
昨日はムーミン谷に出掛けていたりして、どうしてわざわざみんなが行きそうなところに突っ込むような真似をしているのだろう。ついでに日比谷ミッドタウンや銀座無印なども冷やかして疲れてきた。満足である。

友達とは散歩をしながら朝ドラと大河ドラマについて、あれは対象的だなという話をしていた。朝ドラは芸能界の中でも指折りの美男美女たちが目白押しで、わかりやすく朝の癒しである。一方大河は役者が軒並み生々しく、話の軸がひとりの人間に限らないのでわかりにくい。
どちらもそれぞれ価値があると思うのだが、大河が受け入れられていないとしたら、世相だな。しかし現実までもが、まず美しくないといけないというような、平安貴族の常識みたいなものがまかり通る世界になったらとてもつらい。

最近、境遇が恵まれている(とみなされている)人の隙をみて、集団でつぶしにかかる勢いが異常な感じがして怖い。そして完璧に姿形が良いということが唯一それを捻じ伏せられるように思えるので更に恐ろしい。

カウントダウンなどが行われていたらしく、改元とはそういうものだと思っていなかった。しかしそういうものだとしたら、滅多にあることではないとはいえ2000年になった時のほうが希少だったが、あの時も特に何もしなかったから別にいいかと折り合いをつけた。