仮面福祉会

できることを切り売りしています

自分にとって好ましいかっこうをしたい

出張から職場に戻るところで嵐のコンサートに巻き込まれてしまった。
韓国アイドルが好きな友達に以前聞いたとおり、女の子たちはこぞって勝負服的に可愛いかっこうをしている。好きな人に会いに行くスタンスなのだそうだ。
わかるけど、ヒール靴でコンサートとか疲れるだろうにがんばるなぁ。

そういえば歌舞伎を見に行くときの服装についても定番でよく聞かれる。
ドレスコードはないので何でもいいんだよといつも答えているし、個人的には疲れないで舞台に集中できる服装で行くようにしている。
しかし、大学生の時に男友達に頼まれて初めて歌舞伎をセッティングしたら、破れたジーパンを履いてきたのでそれはないだろうと思ったことを覚えている。歌舞伎座の場合は会場が立派なので、あまりボロボロのかっこうをしていくとつり合いが取れないなという感じはある。
あと、アイドルではないが役者の目に入った時にあまりに気が抜けた格好だと張り合いがなかろうとも思うので、一階席に座るときは何というか、合コンに行っても大丈夫、ぐらいの格好をしていく。
今どきの者の嫌いな曖昧さ。つまりTPOだ。

仕事に行くときはジーパンとスニーカーを履かないと自分ルールを設定している。しかし順調に年次を重ね職場での認知度も上がってきたので、もうどうでもいいから機能的で合理的な服装に切り替えようかしらと最近考えている。若いころだと大してこだわりもない服装なんかのせいで何だあいつと思われかねなく、それはつまらないので一応、いちおう気を使っていたのだが、年を取ってよかったことのひとつだ。

好きなかっこうをしたいのと、好ましいと思われたいのでアンビバレンツであったところから、疲れず実力を発揮できる機能性、という項目が加わった感がある。