仮面福祉会

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三角くんをなぜる

三島由紀夫の豊穣の海をまだ読んでいる。第四部になり、どんどん人間が酷くなるし没交渉ぶりがすごい。わけがわからないが語彙が暴力。最近の小説を読まないが、このように文の豪が過剰な書き手は今、いるのだろうか。昭和の一時代のできごとということなのか、ただ三島由紀夫が唯一無二の変態なのか。変態なのは確かだ。

 

ようやく1月を締められる段にまでこぎ着けた。最後、数字を合わせるのにてんやわんやである。理系出身の上司はその辺り楽しいらしいが、私は数字を扱うのに多少プレッシャーを感じる。私の手にかかって正しい結果が出るわけがないから。ただ、さんざん紆余曲折あったので、合わないのがこの程度であることのほうが奇跡と思い、辛抱強くやる。辛抱強さぐらいでしかカバーできないので、何とかやりきった。

卒業、という気持ちだが今後これが毎月続くのである。人生が加速して過ぎる予感がする。

 

ひと月前にしそびれた、兄の誕生日を祝うメールを送った。年始に、祖母のために買ったクッションを横流ししたのを、いたく気に入ったという返事が来る。ただ撫でたりしていることすらある、あいつはいいやつだよ、と書いてあるのを読み、ペットかよ、と声に出して言った。