仮面福祉会

できることを切り売りしています

譲れる席がもうありません

週に1回都バスに乗る。バス、優先席云々以前に安全な席が少なすぎやしないかといつも思う。足元の覚束ない人が次々乗り込んで来てひやひやだ。シルバーパスの威力よ。ノンステップと車内バリアフリーをどうにか両立できないか。

パラリンピックがあるせいか、障害の有無とか年齢性別国籍関係なく、みんなで参加できるものを、という空気を打ち出すイベントが増えた印象がある。自分が最近踊らせてもらってたのも、芸術を市民の身近にという取り組みの一貫だった(多分)。

昨日の公演に、小学生が1人参加していた。3歳からモダンバレエを始めて有名な舞台などにも出ているような子だが、機会と能力を与えられていることがとても羨ましかった。

障害があって最低限の日常生活で困ることは、なくせるように社会の仕組みを整えなければならない。しかしそれに加えて、やりたいと切望していることを実現させる、というステージが存在していると思う。例えばスポーツをしたい人のために、機会や道具を整えるような。(分けて考えた方が良いと思っている)
私は踊るのが好きだけど、小児の頃から機会がなく、今となっては能力もない。努力のことはちょっと置いておくがこれは広義で同じでなんではないだろうか、とか、考えていた。