仮面福祉会

できることを切り売りしています

希望はもたらされるものです

朝起きて口唇ヘルペスが存在を確かなものにしていたので、薬をもらうぞと決意する。職場にほど近く皮膚科があったので朝一目指すとシャッターが閉まっている。早すぎた。日向で待っているとシスター姿のおばあさん2人がシャッターの前に陣取り始めて出遅れた。しかし待ち人はそれだけで待つことしばし、滞りなく院内に入れてもらえるも、保険証がない。保険証がない?保険証がない。ないな・・・。ぎゃー!!!
初診料診察料処方料薬代もろもろ10割立て替える程ではないので諦めたが、とてもイライラしてエレベーターの壁に八つ当たっておいた。

仕事は今日も、来年度のことを考えて準備をしてなおあり余るやることのなさでいっそ具合が悪い。

定時を待って、夏に知り合った人が出演するというので文学座に向かう。純粋な劇団員が自主的にやるような公演を見たことがなかったので、出ている人はもちろん観客側も、どういう生活をしている人々なんだろうかと想像に難い。

http://www.bungakuza.com/memorial/index.html

脚本も演出も「いつもとは違う」「斬新な」ものだったそうだが、いつもを知らないので、演劇によくある「概念」のやつだなーと身も蓋もなく思う。役者のみなさんセリフがよく聞き取れるしハラハラするようなところもなかったので、上手な人たちなんだなと感心する。
しかしとにかく終演後のアフタートークに出ていた、チラシデザイン担当の人がとても良かった。演劇は普段見ないけどこう思ったよ、と話す内容がよく理解できて、感じたことを言葉にするのがとても上手な人だなと大変羨ましくて一瞬で好きになった。そこで演出の意図なども少し触れられ、ああそういうことかと答え合わせが少しできて良かった。素養がないから、教えてもらえないと自力では永遠に解決できない。

今後、自分で選んでこのような小劇場演劇を見るかしらというと、見ないだろうな。多分私は、言葉と演出で表現が文学的なものよりも、身体ありきのものが好きなのだ。ということが実感できてよかった。

自主演劇鑑賞期間で、明日はナウシカです。