ということに尽きる。
歌舞伎のナウシカの日。
クシャナ姫が登場した瞬間から輝きまくって眩しい！かっこいい！かっこよすぎるよ！と笑いながら泣いた。殿下のために死ねるなら本望です、と兵士たちが言うのに説得力がある。何なんだあの生き物は。人間ですか。
ちょっと前にハロプロの女の子が、20代の私は超かわいかったし、30代の私は超超かわいい。私はいつでも今が一番かわいいの。というようなことを言っていたのにいたく感動したのだが、そういう感じだ。七之助は20代のときに見た道成寺も最高だったし、何年か前にやった揚巻は超最高だったし、クシャナ姫は超超最高だ。いつでも今が一番輝いている。
新作歌舞伎は色んな人がやっているが、菊之助座頭のものは初めて見る。今回だけかは知らないが、現代の演出を利用するよりも、歌舞伎の方に寄せる方針なんだなという印象。うまいこと表現されてるなーというものが多かったし、道具が本当によくできていて並々ならぬ芸術の力だ。
キャラクターについて色々言うほど原作を知らないが、菊之助のナウシカが立ち回りのときなんか、へなちょこっぽい。そうか内股だからか。女形の表現を踏襲してるのか、ガンガンに戦いそうなクシャナ姫に対して、ナウシカは優しい感じにしたかったのかしら。もうちょっと強そうなほうがいいな、個人的には。
うっかり初日だったので、番頭さんの辺りで万札が飛び交っておりすごかった。内容は昼夜通しだが、続けてみるのはしんどそうなので今日は昼のみ。つまり誰か夜だけ見てる人がいるということだよな。
皇居走って銭湯に行って締めた。いい休み方をした。
