仮面福祉会

できることを切り売りしています

おれはおれはと自意識が言う

昨日急に、カボチャを煮崩しまくったカレーが食べたくなって、食材を買い込んで帰宅した。本当の独り暮らしをしていた間は切れ目なくカレーを作り続けていたのだが、1回もおいしいと思ったことがなかった。今日こそまともなものを作るんだと丁寧に、ケチケチしないを心がけてこさえた。いつもはしない味見もした。大豆がくさい。大豆が、くさいなー。食材の選択を間違ってんだよなーいつもおれはさー。
タッパーにつめてあら熱を取るために外に置いて、振り返るとカーテンにカレーがついていた。そーいうとこなんだよなーいつもおれはさー。
雨が降っていたが夜にカーテンを洗った。カレーは落ちきらず染みになった。

この間わりとはめを外す系の飲み会があり、普段あまり関わらないタイプの人間と同席した。酒が入ってるのもあるが、いっそ気持ちがいいぐらいデリカシーがない。自分と同年代のステキな女の人が10年付き合っていた彼と別れた話などを、ええじゃないかええじゃないかもっと具体的にと聞きまくる。本気で嫌がってるラインにも気付かず聞きまくる。おれたちはこうして暇人たちの娯楽にされるぐらいしか価値がないのか畜生。と、あんまりイライラしたのでちょっとキツめな発言をしたらわかりやすく場が白けた。すん、という音がしたと思う。白けるぐらいの理解力は持ち合わせてたなら良かった。

今日の約束を明日と勘違いして約束をすっぽかして人に待ちぼうけさせてしまった。本当に申し訳ない。以前同様に結婚式をすっぽかしそうになったことがあるが、今回は人ひとりの時間を無駄にさせてしまってどう取り返したら良いのか大変あぶあぶする。思い込み怖い。どうしておれはこうなんだいやだいやだ。