仮面福祉会

できることを切り売りしています

しかたなくなくない

有給消化のため午前休。家にいる間は寝るか掃除するかしていないと所在ないのが、休みを取りたくない一因である。そこそこ早く起き両親とかち合わないよう家を出る。

午前のうちからかき氷を食べてうまいが寒い。夏はいくら冷房で冷やしていても暑く感じてすぐに汗をかくし、冬は暖房で温まった部屋でも厚い服を着てなお冷えを感じる。この、数字としての気温と体感の違いがいつも不思議だ。

図書館まで歩いてゆき、普段集中してできない仕事をする。有給を取って仕事をしている。

 

午後は会議と打ち合わせのハシゴ。帰り無印に寄る。いつも買っていたクレンジングの詰替が、この店舗からなくなり補充されないので困っている。すぐそこの別店舗にあることを知っているから、取り寄せられないのかと尋ねると、1週間から10日かかると言われ諦める。仕組みなんだろうが、そこからもらってきてくれよ〜という気持ちが起こる。

日常は、私にとって、ちょっとずつ足りないことの繰り返しだ。それで、世界に自分は影響しない、ということを、ちゃんと思い知ることができる。

 

父が日経を取っているので、折込で日経マガジンスタイルが届いていた。Numberとのコラボで、リーグワンの特集なので見る。記事は玄人向けの雰囲気で興味深く読んだ。しかし選手紹介で、ページの4分の1にバーンと載っている写真が、間違っている。

これはコルビではありません。アレンゼです。

思わず、AIへ教えるような口調になってしまう。

南アフリカの両ウイングで、両方ヘッキャを被っていてサイズも似ているから確かに間違えがちなのだが、間違えがちで有名な人々を間違えてどうする編集者よ。最近聞いているポッドキャストで、出版校正をかいくぐってこんな誤植が?!と信じられないものを「間違いのファンタジスタ」と言っていたが、まさにこれだと感じ入った。こんなに堂々と刷られるなんて、どうやって抜けてきたのか、その技が気になって仕方ない。

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この違いを母に説明するが、違いがわからないなあと全然手応えがない。いやいやいや、だってあなた、よく自分の名前の漢字間違えられて、自分じゃないようだと文句を言っているじゃないの。似てるからって、別人の写真を自分とされてるの、どんな気持ちか考えてごらんなさい。