仮面福祉会

できることを切り売りしています

何かが笑いをかきたてる

12月末までに、あと4日有給を取らねばならないので、とりあえず半休。可及ではないが、いつか行くべきかと悩んでいた病院に行く。この病院は早い者順に診察券を出してひたすら待つ原始的な仕組みで、どれぐらい待つとか呼び出しシステムとかもないから本当にその場でただ耐えるしかない。その結果の診療があまりに手応えがないので、もう来るまい、と心に決めた。

 

かき氷の予約時間ギリギリになってしまい、ただの重りと化したサーフェスを肩に感じながら早足で歩く。

ベースの氷に好きなトッピングを選ぶ祭りが開催されていた。組み合わせを度外視し、欲望のまま注文し小さな器が並ぶのをほくほくとした気持ちで眺めた。幸せであったが正直途中でお腹いっぱいになっており、自分の胃のサイズの把握できていなさを思い知る。

腹ごなしに二駅ほど歩いてから仕事に向かう。

 

職場に着くと、後輩がすす、と寄ってきたが、様子がおかしい。首をやってしまいまして…と弱々しく言う。そのようですね!と言いながらつい笑ってしまって、ごめんごめんと謝った。私はどうも、弱っている人を見ると笑ってしまう性質があって(深刻なものは流石に笑えないが)、油断するとこれである。

病院から戻ってきた彼は、どんな治療を施されたのか、心なしマシになっている様子だった。私にも何度か身に覚えがあるが、自然治癒を待った記憶しかないから、へぇと思う。そんな魔法みたいなことがあるのか。

 

北海道でじゃんじゃん雪が降り、除雪車頼もしく走る様子がテレビに映し出される。先月旅した帯広の明日の最高気温は1度だという。無理だな、と思った。