仮面福祉会

できることを切り売りしています

入れ替わってる、が有り得そうな存在

アラームまでみちみちに寝て目覚めないせいか、直前まで見ていた夢をありありと覚えている。ほとんど日常と地続きで面白味は何もない。

今日は、一時間後に出国する飛行機に乗るために荷造りをする夢。間に合うのか、と焦っていたが、間に合うわけがない。

 

車内広告で、運気を上げるノウハウ本みたいなのを眺める。そういえば最近、一粒万倍日!というのぼりを何度か見かけた。弟が入籍するまでそんな日があると知らなかったのだが、いつの間に現れたのか。恵方巻みたいだ。

縁起の良い日とか験を担ぐとか、気持ちはわかるし偶には意識するが、求めている「いいこと」とは一体どんなんだろう。乗りたいときにちょうど電車が来る。とか、旅行中ずっと天気が良くて、紅葉も最高、ごはん屋さんも宿も大当たり。みたいなことかな。仕事がめちゃめちゃうまくいって給料爆上がり、は有り得ないが、ヘッドハンティングされて荒稼ぎ、はしたい。

たぶんきっと、本を買うほどの験担ぎをする人はもっと、実現したい大志があるのだろう。運気を上げるならまずそこからだな。

 

広告といえば、大学の名入りのハッピを着た学生が集合しているポスターがある。見るたびに、日本でやったラグビーW杯グッズで、各国のハッピがあったのを思い出している。そのハッピを、この間終わったW杯の客席で、南ア人らしき人が着ていたのだ。ハッピは、来日したビートルズを筆頭に、無理矢理着せられ、雰囲気をわざわざダサくする役割を担っていると言える。しかしあの南アの人は自ら選び取り、日本を良い思い出にしてくれているのが、純粋にかわいくて良かった。

 

両親が交流を続けている、かつて隣人だった夫婦は、小さなことでも何が非日常があるたびに写真を撮り、facebookにアップする。最近誕生日を迎えたとのことで、父母が投稿について好き勝手話している。

隣人夫婦が好きなラグビー観戦やスキー旅行などでは、間接的にわざわざ私を誘う社交辞令をくれたりもする。その度、私がこの家族の一因だったら、全然性格が違ったのだろうなと想定する。距離がなまじ近く、しかし遠い相似性があるから、パラレルワールドみたいに感じてしまうのだろう。