仮面福祉会

できることを切り売りしています

非合理こそ豊か

朝のBSで、中国の茶葉街道を旅している。茶葉をあぶり、砂糖どころか、バター、塩、餅米、生姜などを入れた茶を、すり潰し煮出すなど手間をかけて入れていた。自分の感覚では、茶というより食事に近い。

あの、茶を入れていた人は一体何なんだろう。茶を入れる仕事の人なのか。チベットだとか内モンゴルだとか、なかなか訪れられない地方の様子はまるままファンタジーのようだ。

中国の、多民族により文化が多様なことや、広大な土地の歴史深さは、唯一無二で興奮を呼ぶ。だから中枢がその辺どうでも良いというか、むしろ目障りぐらいに思っていそうなところが、勝手に残念だ。

文学とか歴史とかに価値を見出だせる社会は豊かだと思う。

 

午前は打ち合わせ、午後は出張で自席にいない日。手応えのない時間が続く。

大学の先生が来るので弁当を用意し相伴に預かったが、普段の食事量に比べて明らかに多い。収納はされるが、午後、消化に手こずる胃の存在を感じ続けていた。あと、炭水化物を摂ると本当に眠い。出張先で眠いのは困った。

直帰で早く帰れたので、寝るぞと息巻いて布団を敷いた。すると眠くないのが人体の不思議である。

 

父の友達から、自分で育てたシャインマスカットが送られてきた。その人はどうやら養蜂もやっていて、どんなところに住んでいるのかとんと想像がつかない。趣味の園芸でシャインマスカットを採るって、どんな日常なのだろう。趣味で食べ物を産み出す生活は、正直にちょっと羨ましい。

いただいたシャインマスカットは甘いが野性味を感じてとても良かった。

 

朝方の試合を見るため早く寝るぞとまた息巻くが、リラックスからは程遠いし蒸し暑い。もう10月だぞ。