仮面福祉会

できることを切り売りしています

隙からこぼれる

4時前に起きてラグビーを見る。テストマッチが嘘のようにほんとうに辛抱強く粘っていたが、結局消耗させられたのはこちらという結果で残念。そう甘くないよなとわかりつつ、こんなに頑張ってもダメかということが悲しくてちょっと泣ける。

あと全部勝って決勝トーナメントに進めますように。

 

終わる頃には朝になり、お腹が減り、朝ごはんを食べてからちょっと寝る。

 

婚活を止めたから、後回しにしていた転居に手をつけねばならない。そんな義務はないが、自ら縛りでもしないと惰性過ぎて怖い。

モチベーションが弱いからどのエリアも物件もあんまり気が進まない。気が進まないのに不動産屋に行く。今の時期物件少ないですよ、と言われるのに甘えて、猶予を長めに取る。身辺整理はちょっとやっていこう。

カウンターで話していると、名字が変わったんで住民票持ってきました!という若者が入ってきて、堂々と名前を晒していた。ここで完全な無関係者は私だけだが、無防備さにひやひやする。

 

選択が続くと消耗する。頭がふわふわしてかき氷2杯とアイスを食べてしまう。どれだけ腹を冷やせば気が済むのか。

 

風が涼しく、部屋に外気を取り込もうと窓を開けると、向かいの家の前に救急車が停まった。救急隊の人がかける声の調子では、あまり重大ではないようだけど、プロがそう焦りもしなかろうからわからないよな。

30分はいただろうか。忘れた頃にサイレンをじんわり再開し、どこかへ去っていった。

住宅街で救急車を見るとき、金八先生を思い出す。生徒にリンチされた先生のために呼ばれた救急車に対して、金八先生が「ピーポーやめてください」と繰り返し言いながら並走していたシーンがあった。搬送を急ぐ人が待つことよりも、周囲のことが気になるの、社会としてわかる残酷だ。