仮面福祉会

できることを切り売りしています

身体の個性の才能

長野に行って以来、リンゴを丸かじりできるもの、と学習した。果物は、剥く、切る、という行為がなくなるだけでかなり楽な食べ物になる。ただ時々、動物園みたいだなとは思う。

 

かぼちゃのかき氷を食べに予約をして、るんるんで出かける。食べ進めると中からイチゴを煮たのが出てきて、ぴゃ、となる。わかってたら抜いてもらったのに、イチゴだって嫌々食べられたくはなかろう。ごめんよ。

 

次の目的地まで近いとわかり、たらたら歩く。隅田川の橋を渡り、覗き込むと水は灰色である。阪神優勝で堀に飛び込む話を聞くが、よくまぁ底の見えない色の水に入る気になるものだと、想像するだけで首の後ろがぞわぞわする。

 

いま、私の一番好きなダンサーさんのワークショップに出る。全然踊れない自覚があるうえ、全身が怠くて頭と体がバラバラの感じがする。それでも言われるがままに動くのは楽しいからそれなりにやる。

明らかに玄人も参加していたが、同じ振りバチバチに自分のものにして踊っても、そのダンサーさんのようにはならないのが面白い。身体表現の個性には、ベースの絶対的な天性が存在する。そのどうしようもなさに唯一無二を感じて、逃さず受け取りたいという活力になっている。

 

キャンペーン中のルミネを少し見て回る。毎年のことだが、この時期にコートなどを見ても、これを着るに相応しい気温になど一生ならないのではと思う。結局冬は来るが、今年こそ、本当に、ニットなんて着られないんじゃなかろうか。

ラグビーワールドカップの雑誌を買って帰った。