仮面福祉会

できることを切り売りしています

意図しない穴

午前休で、用事を済ませに街の真ん中へ向かう。よくある、縦移動の交通に難のあるエリアで、旅行の勢いもあり駅まで40分ばかり歩いていく。まだ涼しいので辛くはないが、知ってる道だからか、途中で飽きた。でも、止めるわけにもいかない。

 

土曜に保育の仕事をやろうとしていて、実現に向けあれこれ紙を提出する。準備をする自分と仕事に就く自分に解離があり、今の私は着々と事務をやるだけで気楽だ。こうして、不安になる前に逃げ道を断つスタイルでこれまでも転職したりしてきた。

手続きを終え、まぁとりあえず半年契約だしやってみようと気楽に考える。

 

仕事に行く時間までまだ間があり、かき氷屋に行く。整理券を取ってふらふらしていたら、さっき手続きをした所から電話がかかってきて、取る。

平日みっちり働いてるから、兼業が超過労働になって雇えないんだそうだ。そう言われればそうか。そうなんだ、そうなのか。

私も迂闊と言えば迂闊だが初めに気付いてほしかった。行く予定だった園に申し訳ないことをした。そしてじわじわと、これまでかかった労力と交通費などが惜しく悔しく感じられてくる。私は本当に器が小さい。保育士証の発行手続きをしてしまった元を取りたい。

 

かき氷はうまい。

 

午後から仕事をして、ささと帰る。

この間の旅土産で家に送った、白い茄子が食卓に上がった。普通の茄子より柔らかいようで、いっそぐずぐず過ぎて身が見当たらなくなっていた。変異種なのか、わざとだとしたら、何で、どうやって白くするのだろうねと言い合いながら調べない人々である。