仮面福祉会

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未開のあの頃

朝のBSは相変わらずタイムリープしているが、出立当日になってしまったので腹をくくる。明日はむしろ東京が強雨だというし、家にはコロナ隔離父がいるし、むしろ離れた方が良い。これぞポジティブ変換である。

 

その前にちゃんと仕事。うっかり明日正規職員3分の4が休むことになっており、台風だし、残された者よごめんと思うが暇だし何とかなろう。前倒しで仕事を片付けに片付ける。

今年入職した50代ぐらいの同僚は、電話となると3オクターブぐらい声が行き来して緊張が漏れ出し、相手の不安を増長するよう。攻められてるように感じるのかしらと一度訊いたところ、そこまではいかずとも、申し訳ないとは思うらしい。申し訳ない、って何なんだろう。相手の言うことはわかるが、大抵我々のせいではない。我々のせいではないことがわからないのか。

慣れと言ってしまえばそれまでなのだが。

 

自分のなかで万全にして、定時で帰る。帰宅すると風呂と食事が既に用意されていて恐縮する。最後まで何を持っていくべきか悩みに悩み、えいやと家を飛び出した。

夜行バスなど久しぶり過ぎてこれもまた気が気でない。八重洲の地下に新たにターミナルが作られているのを初めて知った。新宿の路上で乗り降りしていた過去が、随分野蛮だったように感じられる。

バスも、3列シートの一番後ろで、シート倒し放題だしカーテンで仕切られるし、すごく改良されている。そしてバス内で喋ったり、気になる行為をする人が全然いないのにもっとも驚いた。22時を前にして、完全にお休みモードである。

途中サービスエリアで止まり、出とこうかと一瞬カーテンをまっくったら、思いの外の距離感で隣の人の足が見え、驚いて、閉めた。