仮面福祉会

できることを切り売りしています

赤か白か

口内が荒れている。顎の裏が左半分がズタズタになっており、歯茎が腫れているが心当たりがない。物を食べながら、時々金属のようか感触がある。

 

行く道ですれ違う先生たちが小綺麗な格好をしていた。始業式にしては中途半端な日だなと思うが、そういえば先生が始業終業でめかし込んでいた記憶がない。保護者会か。

 

仕事は暇がちで、後輩たちの仕事を横取りしたりする。舞台を見るので時間休を取っていて、時間ぴったりに退勤した。

舞台の前にかき氷を食べに行く。欲が減ったと言った舌の根も乾かぬうちになんなんだが、行ってみたかった店のチャンスは逃せない。客席のカウンターと地続きでかき氷の機械が置いてあり、目の前で店員さんがずっと削っているのが大変そう。作る行程をエンタメとして見せ楽しませるタイプの食事処は多々あるが、かき氷の手の内は知りたくない感じがする。

かき氷はちゃんとうまくほくほくで劇場へ。

 

半年以上前に、コロナ延期になっていた公演。だいぶ早めにチケットを買っていたので、一階のまじど真ん中で良席過ぎ、関係者のようで恥ずかしい。四方を、表現系の学生とおぼしき人に取り囲まれている。

見たのはダンスカンパニーの踊るロミジュリ。物語としての山場と踊りの見せ場が合致していないのか、少し構成がしっくり来ない感じがあった。内容も登場人物も多いから、さすがに2時間で納めるには無理があるか。しかし表現にエッジが効いていておもしろく、なんしろ人の体が自在に動くのを見るのが好きなので、たくさんの人が踊りに踊るので満足であった。

 

ロミジュリなんて、古典も古典の恋愛ものを見たせいか、変な暗さを覚えつつ繁華街を突き抜けて帰る。