仮面福祉会

できることを切り売りしています

全部保留で生きる

駅に制服を着た小学生が何人もおり、夏休みの終わりを知る。空いていた電車もしっかり混み、順調に遅れ、通常営業を思い出させられる。夏の暑さと同じぐらい、忘れていたかった。

 

人々がいないうちに落雁を配る。前回旅帰りに配ったクッキーは、ただイラストのプリントがあるだけで、どこの土産かわからない代物だった。いっそこのまま土産下手キャラで生きていこうかしら。

 

昼当番で外ごはんに出るも、かき氷欲がなくサブウェイでサラダを食べる。日曜にさんざ甘いものを食べたせいだろう。

半地下にある店で、座席がコロッセオのようになっており、サラダを食べながら人々が注文する様子を上から眺めていた。コールアンドレスポンスが想起させるものは二郎である。個人的にはサブウェイはタッチパネル選択式にしたら良かろうと思う。結構伝わらないから。

 

さては今日も暇で、さっさと引き上げた。5年前に中古で買ったスマホの買い換え時を探り、月末になるたび機種を見に行っている。今度こそと決めかけたが、安くないし今のスマホ壊れてないし、全然購入機運が高まらない。店員さんに声をかけるのも億劫で、また来月考えようと店を後にした。

 

かき氷欲もだが、さんざ付けていた家計簿や食事、体重の記録を、旅を境にもう付けなくてもいいかしらという気になっている。毎日のことでもう大体わかってるし。ずっと続けてたことの止めどきがわからないだけなのだ。この日記も。

 

蝉の声をあまり聞かなくなった気がしているが、少し前から、夜になると秋の虫らしい音がする。それらに涼しいかもと惑わされるが、室温は相変わらず30度を下回らない。秋の虫より、蝉とか蚊のほうが暑さに弱いのかしら。日中のことをあまり知らないだけで、実はうるさいほどに鳴いていたのかもしれない。