仮面福祉会

できることを切り売りしています

求められる行動が取れないスパイラル

涼しくて快適と喜んだ夜でも何度か起きる。場所に慣れず緊張するからだが、事象をあげるたび旅に向いていなさが際立つ私。

 

今日のスケジュールは朝6時半、ヨガから始まる。もう1人の参加者が40代半ばの男性だったので、本当にやるのかと疑ったが、やった。何なら主催の社長(還暦)も一緒にやっていて偉すぎる。見習わねば。

外の芝生の上で日光を浴び、遮るもののない一面の青空を眺めてやるヨガだったが、暑い、眩しい、焼ける、の煩悩で頭が一杯になり、ヨガの甲斐がなく申し訳ない。心の中には常に、殺伐とした東京が巣作っているのです。

 

昨日食べ過ぎて朝ごはんも用意され、いっぱいすぎる腹を抱えて今日の畑に連れられて行く。

この春から移住した人と、現地の女性陣がやっているハーブ園だという。商品化して利益を出すまではいっていなそうだが、趣味だけにはとどめない、ちょうど良いテンションで楽しくやっているらしかった。ミントティーにクッキーをいただきまた腹がいっぱいになる。畑は山の上にあり、日差しは強いが涼しくて気持ちが良かった。

ミントの葉をプチプチ摘んで、その後は再びリンゴ園でリンゴを選別する作業。どちらでも作業よりしゃべっている時間の方が長くてすまない。

 

帰る前に時間があるからと、スタッフさんの飼っている馬を見せてもらう。しかし、シャワーをした後で日焼け止めもせず、日光の下にばーんと放り出されてしまい馬どころではなかった。本当に私は私のことしか考えていない。

電車をひとつ遅らせる設定で直売所を案内され、ひとり電車がゆえ皆さんを付き合わせる忍びなさで満タンになる。あわあわと野菜を適当に選び、箱につめて家に送りつけた。送料考えたら絶対その辺で買った方が安いが、何かに報いなければという気持ちで頭がわーっとなった。

みなさんとても心地の良い人たちだったが、私の下手さで最後躓いてしまったように感じながらその地を離れる。

 

せっかく休みなのでもう一泊することにしていて、ドミトリーの安宿を予約していた。昨日の大部屋から一転、平面だけでなく三次元で激減しておかしい。共有スペースもろくにないところだったので、狭いところでもらったリンゴを食べ、早々に寝た。