仮面福祉会

できることを切り売りしています

パソコンと相思相愛

朝いち、書類を受け取りに某所へ寄り、キャリーケースに満杯つめこんで職場へ向かう。先日新調されたキャリーケースは軽くて操作性が良い。中身のせいでさすがに重いが、反動をつけて勢いで階段を昇り降りした。同僚たちはありがたくも女扱いをしてくれるが、強がりでなく本当に大丈夫だから照れる。幼児を抱えている世の母君がたを見かけると、女たるもののか弱さも、多少期待値が込められている気がするし、キャリーケースはたぶん人間よりは軽い。

 

昨日パソコンが急に真っ暗になり、F2を押してください、ハードディスクが見付かりません、みたいな表示が出た。ダメだこりゃとほとんど諦めたものの、シャットダウンの仕方がわからず左から順番にボタンを押していったら、再起動が始まり何事もなかったように元に戻った。

なんだったんだ。

根本的なことを全く理解していないが、私には機械との相性の良さがある。とはいえ、いつどうなるかわからないので、新しいパソコンを発注した。

そういうパソコンをおそるおそる使いながら作業を進める。マニュアルに落とし込めないことが続き困る。

 

夕方、職場内広報のための部活動インタビューに呼ばれ参加した。コロナ以来全く休止しているランニングクラブである。やっていたときすらまとまった活動はほとんどなかったから、インタビュアーが明らかに困惑しており気の毒であった。かつて競馬場を走るイベントのときに買った動物の被り物があり、それを被って写真を撮ってもらいその場を納めようとする。改まった写真を撮られるのが苦手なので、むしろありがたく白熊になった。

その場に参加していたクラブ主宰たる立場の先輩が、明日で辞めるときいていた。数年前に早期退職し非常勤となったすえのフェードアウトの感があるせいか、そうなんだなぁと大した感慨もなく、別れの言葉も言わず別れた。歓送迎の苦手さを思い出した。

 

暇なので頼まれているホームページを進めていると、溶けるように時間が経って嬉しい。夕方になるとお腹が空きすぎて全身がだるいが、それすらも忘れ、しかし気付くと体がバキバキになっている。