仮面福祉会

できることを切り売りしています

そう遠くへは行っていないぞ

がばっと起きて、昨日に引き続きアラームが聞こえなかった!と焦ったが今日は祝日である。一気に弛緩して朝ごはんを食べる。

父に川越土産でもらった、小さなスイートポテトが箱に4個入っているのを、毎日1つずつ食べている。好きなものでも在庫があると、「消化」というテンションになってしまって寂しい。1つしかないのをギリギリまでとっておいている状態の方が幸せだ。そうしてたまに人に食べられたりするけれども。

 

寝たり起きたりして頃合いをみて出かける。最近、一時間以内で着く駅は徒歩圏内とみなしており、40分ぐらい歩いてゆく。疲れることよりも、途中で飽きて面倒くさくなってしまう。しかし止めるわけにもいかないのが徒歩の良いところでもある。

 

好きなダンスカンパニーの舞台を見た。高校生が参加していて、初日というのもあり、初め緊張感がありすぎてひやひやした。しかし流石にプロはプロであった。テーマは人間愛と言えようか、ベタではあるがギミックが面白く、何故か終幕で哀しくなってしまった。

出演者のひとりにチケットをお願いしたので、ご挨拶をしてくべきかと迷ったが、人がもりもりだったので止めた。その他にも話したことがある人をそこここで見かけたが、相手が覚えているとは思えないから、気付いていないフリをするしてやり過ごす。

 

家に入るために停まっている車の横を通り抜けるとき、車体が熱を帯びていることが多い。そのたびに「まだ暖かい」と、探偵の台詞を心のうちで呟いている。