仮面福祉会

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あるといいながある

この間ペルシャ系の出店で買った羊肉の入ったパン、冷凍庫に入れておいたのがなくなっていた。父と母のいるときに行方を訊ねると、母が「食べたかもしれない…」という。母は羊肉とか癖のある物をあまり好まないはずだが、全然印象に残ってないようだ。わからないで食べたのだろうけど、味覚なんてそんなもんだよな。

 

少しでも涼しいうちに洗濯と風呂掃除をしてから出かける。雨が降ったり止んだりして蒸し暑く不快すぎる。

 

カボチャのお菓子ばかり売るという、夢のような店があることを知った。あるといいながあるとはこれか。

すわ、と速やかに予約し、まずにかき氷を食べに訪れた。待つ間、ケースに食べてみたいお菓子があり過ぎてそわそわする。ここからここまで全部ください、をやりたい。何ならオリジナルトートバッグすら欲しい。あふれる気持ちをぐぐと抑え、常温保存できるものを数点買い、かき氷に専念した。最高だ。

勢いでメトロの駅まで50分ぐらい歩いたが、面白くない道で、蒸し暑いし修行じみる。

 

人と約束をして、時間つぶしにゲーセンを冷やかす。ほとんど初めてみたいなもので、どのゲームもクオリティがすごいのに驚く。わざわざ出向いてやるわけだ。やらないけど、後ろで眺めていたい気がする。昔のアニメが描いてた未来って、こんな感じじゃなかったか。

それからマリオの映画を見る。これも絶対自分じゃ見ないやつだ。初め、ピーチを助けた冒険の後で、職にあぶれたかつてのヒーロー、みたいな設定なのかと勝手に思い込んでいた。それでも十分面白かったし、とにかくあれ系のむにゃむにゃ動く外国のアニメを堪能した。出てくるキャラや景色が、どのゲームかわかって見たら、もっと胸熱なんだろう。

 

居酒屋でごはんを食べてから帰る。

父に、冷蔵庫に入っているお菓子は貴方のですかと訊かれる。あぶない、また食べられるぞ。