仮面福祉会

できることを切り売りしています

勝手に惨めがる

昨日の恩恵で朝、心なし涼しい。おもてで賑やかだった子どもたちはいなくなり、ラジオ体操が終わったことを知る。8月である。一方BSでは過去に再放送で見た番組の再放送が流れていて、景色が冬だ。特段興味のない番組を2度見る機会を、見逃した番組へ補填できたらいいのに。

 

新しくしたコンタクトを入れて出勤。はじめはいつも、丁寧に使うぞと意気込む。

 

朝一で出勤していた、別の担当職員に話しかける。長野出身の人なので、地元情報を訊きたかったが世間話の域で終わる。よく考えたら、10代で東京に出てきた人が、地元のことをそんなに知っているはずかない。

夏の予定についてずっと悩んでいる。

 

昼前後2時間近く電話が切れずに続いてしまう。ほとんど自分語りとループなので、話を切り上げるべきだったかなと反省するが、こちらがコントロールすることで怒りを買うのが面倒でできなかった。変わりに相槌を極小にするが、喋りたい人はこっちが黙ってても喋るのだった。

 

夜の打ち合わせ終わり、後輩と立ち話をしていた。朝私が話しかけた職員とランチをしたそうで、喜んでいましたよと教えてくれる。そんな特筆するようなことか。恐縮する。

その人は私より年下だが先輩で、家庭もあり、子育てをしながらちゃくちゃくと仕事をこなしているうえに、ただ愛想がないだけの私をいい気分にさせてくるとか、人間のレベルが違いすぎて眩しい。頼むからもっと悪を積んでくれ。

 

コンタクトをはずし、洗い、新しいケースに収め保存液を入れると、ちょっとだけですぐにがぼっと音を立ててあふれた。どういうことか…とよく見たら、右左の間にしきりができていた。コンタクトケースにまだリニューアルの余地があったとは。