仮面福祉会

できることを切り売りしています

納得感を得るところの合致

午前休にしてジブリ映画を見に行く。誰に制限されたわけでもないのに、見た人々がみな情報を明かさない。その暗黙の了解が徹底しているのが、民族性を凝縮した結果という感じがする。私も同じ民族性を発揮するから中身は置いておく。

アニメのなかでも水を飲んだり排泄したり、行動がリアルなのが印象に残った。

 

バタバタと映画館を出てコンタクトを取りに行く。病院の周りがちょうど昼休みの時間で、キッチンカーが並び人々が行き交い活気があって外国のよう。テントで売っていた、羊肉を入れて焼いたペルシャのパン、とうたわれるものを買った。異国情緒、という文字から思い浮かべるのは、専らペルシャで憧れる。

 

空が光り雷の音がした。急いで駅に向かい電車に乗り、降りると雨が降っていた。傘をさしてかき氷屋でうまいかき氷を食べてから出勤。だいぶ気温が下がったのがわかる。あんなにしつこかった暑さが、ひとときの雨でこんなにも。

 

端から順に雑務を片付ける。業者さんからの電話であれこれ訊かれるが、自分のした依頼の詳細が思い出せず、全然回答できない。見返すと私の業務の守備範囲が雑多過ぎて、どの引き出しを開けたらいいのかわからなくなることがある。

19時前に来ると言っていた弁護士さんが来ないので、待つ。残業代出してくれるのかよとイラついたが、実際対面すると気の毒な気がして、むしろ労った。1日あちこち飛び回っていたのだろう。

 

最寄り駅につくと、駅の敷地に枯葉が散乱していた。帰宅し夜のニュースを見て、家の周りが嵐だったことを知る。雨が風で横に霧散する様子など、沖縄九州の台風ぐらいでしか見ないと思っていた。それを全く知らずに1日を終えてから、幸運さを知る。