仮面福祉会

できることを切り売りしています

文化の塊

曇り、日差しがないので助かる。日傘が結局見つからないので、やむを得ずポチる。wpcを買うこと、3本目である。今年のイメージキャラクターがジョーさんだからいいんだ。

初めて行くかき氷、開けて良いドアなのかわからないような雑居ビルの一室でビビるも、待たずに入れて嬉しい。夏に珍しい芋メニューで間違いない。

喜びの勢いで山種美術館まで歩いて行く。
小林小径と速水御舟が並べて展示されており、知識のない者としてはまず、どっちがどっちか違いを探る鑑賞となる。
時々挟まれる作家の言葉のうちに、日本画はデッサンがない、というようなことが書かれている。昔の日本の絵を見ていつも不思議なのが、植物と鳥の写実性に対して、人の表現が実物からかけ離れていくことである。それが、デッサンがない、ということに由来しているのかしら。その発想が、輸入されるまでなかったということも不思議である。
御舟の、墨と色で描かれた牡丹が素敵であったな。

その後、絵師と呼ばれる人々の展示を見に行く。あれもこれも絵なのに全然違う。描くの一言で済むことの表現の多様なことに今更驚くばかりだ。それこそ「鳥」のバリエーションの豊富さに似ている。

日が出てきて暑さがきつい。しかし路面店に多くの人が出入りしていて原宿のおしゃれエネルギーはすごい。サングラスを買ってやろうかとOAKLEYの店に入ったがさすがに高くてノリでは無理だった。

日光を避けながら、ラグビーのためHUBにたどり着く。放映が始まったチャンネルがBS日テレで、CMが入るのが煩わしい。土曜の19時にトマトジュースで居座るのも悪く、前半で出て残りは家で見た。
フォワードが地道に頑張っているし、ミスもイラつく程ではない、が、あんなにランで抜けられちゃったらしょうがねぇよな。試合後の姫野のコメントが巨勢でないことを祈る。

弓道の道場に通っている母の調子が良い。先月、道場内の射礼会で2度優勝し、大谷かと自称していたものだが、今日も射た半分以上は当たったとのこと。それはもうきっと実力ですよと称えるが、頑なに否定をしておかしいおかしいと言っている。認めることによって良くなくなることを恐れているのだろう。
弓道は聞けば聞く程禅問答である。それも含めて、ようやるな、と感心してしまう。携わる人々がすべからく、日本文化の一翼を担っていると言える。