仮面福祉会

できることを切り売りしています

忘れても解決はしない

炭酸水を冷蔵庫で冷やしておいたのに忘れた。やむなく、職場においてあるタンブラーに、2Lペットボトルから午後の紅茶をどぼどぼ入れて飲む。でかいペットボトルのなかみがみるみる減っていくのが心許ない。

 

昼をずらして取る日、かき氷屋へ。日は強いが空気が乾いていて爽やかだ。目当てのメニューが終わっていてがっかりしたが、杏をむしゃむしゃ食べて満足する。日陰を選びながら職場に帰る。実は、片道10分ぐらい歩いているのだった。

 

やり取りをしている業者が依頼に対して、よかれと思ってか勝手にアレンジを加えてくるので困る。やる前に相談をしろと書いたメールに赤字を添付して返す。

それから打ち合わせをして夜が更ける。後輩たちの働きをいつも心強く思っているし、先輩だからって彼らより仕事ができるわけではないから日々ひやひや過ごしている。しかし、2年目の彼はちょっと、会議で発言しないが過ぎるな…というのが気になる。ここは先輩だから訊いてみないといけないとこだろうな。

 

夜の食卓で最近、私はよくしゃべる。ただの気まぐれだが、思い付いたことを口に出すようにしている。そうしていると、これまでに父や母に言われたあんなことこんなことを忘れ、甘んじてしまいそうになる。怨みを持ち続けるのも容易ではないことである。