仮面福祉会

できることを切り売りしています

ある尺度

腹が痛むと思ったら月のものがきて、すっかり忘れていた。20年以上繰り返してるのに全然上手く付き合えないの、毎年寒暖に振り回されてるのに似ている。終わったら、すぐに、ちゃんと、忘れる。

だから体重が増えるのかーと心のなかで呟くがこれとは関係なく数ヵ月かけて段々増えているのが事実。あちこちが痛かったり何となく全身が浮腫んだ感じがしたり、ぼんやり眠いのはこのせい。事実は忘れるが体験すれば思い出して、経験値は積み上がっている。速やかにイブを飲む。

 

その他は同じ日のトレース。先月赴任した委託業者の担当さんが辞めるそうだ。昨日の今日だったので、ついに私が訴えられるのかと身構えたが、上司から、あれはパワハラではないという言質を取った。役不足ですという自己申告によるらしいが、初めの自信はなんだったのかよ。あれだけ大風呂敷を広げておいて、ダメだったので辞めます、と言えるのは、ある意味社会を生きる延びる力のある人だなと感心する。仕事でどんなにもどかしく思わされても、左薬指にある指輪を見ると、生物としては自分より上等なのだという事実に悲しい気持ちに少しだけ、なる。一般的にそうかはわからないが、私は自分に対してそういう考え方をする。

 

週末にかけて暖かいと聞いて嫌だ。寒いのはつらいが、春夏がくるのは何年生きても、むしろ生きるごとに嫌だ。春服も嫌だし春のいちごフェアも嫌だ。1月が過ぎたらもう冬も終わりである。嫌だ、嫌だなぁ。