仮面福祉会

できることを切り売りしています

今にも踏み外しそうなメビウスの輪

母に起こされて起きた。寝坊である。

どうしたのか具合が悪いのかといい募る母に、起きられなかっただけだと言い放ちながら最低限の支度をし、30分後には電車に乗っていた。私もまだまだやれるな。いや、起こされて事なきを得るのは、一人暮らしだと得られないということである。やれない。

何故起きられなかったかといえば、知らんうちにスマホが落ちていたからである。あとやっぱり生理中はちょっと眠い。

 

今日はやらねばならぬことがあるぞと心の準備をしていたが、そのためのデータが一向に上がってこない。仕方がないので電話を取ったり細々したことを片付けて待つ。

結局、定時以降スタートになってしまった。人々が帰ってから仕事に手をつけるときはいつも、新たなる冒険の始まりだ!という画を思い浮かべてしまう。今までとこれからは別世界であるという気持ち。

さんざん心の準備をしたので、今までになくスムーズに進むが物理的に時間が必要で夜が更ける。

これが終わったのちの段取りを算段すると、永遠に続く輪唱に吸い込まれていくようで恐ろしい。私はどうも繰り返すことが苦手で、つい違うことを混ぜてしまう。それで失敗することがちょくちょくあるので、この道もいつかどこかで踏み外すんだろうな。

だめだろう。

 

遅くなったので久しぶりに魚肉ソーセージをかじりながら帰る。糖質オフの野菜ジュースを試しに買ってみたら、うっすいセロリの味しかしなくて笑った。信用できる。