仮面福祉会

できることを切り売りしています

明らかになっていくよう道をこぐ

起き上がらないまま朝を過ごして気付いたら10時近くになっていた。こんなに寝坊したのは久しぶりである。外がすっかり明るい。

晦日を持て余して風呂掃除を始めた。知人の関係でプロに掃除をお願いして以来、使い方に気を付け防カビ燻煙をするなどすることで、そこそこの綺麗が保たれるようなり大分気が楽だ。以前は掃除を始めるのも地獄、やって全然綺麗にならないのも地獄だった。

結局手持ち無沙汰になり、ただ運動のため出かける。ほうぼうの商店が活気づいていて、この辺りでこれでは、都心の賑わいはいかほどだろうと恐ろしがった。2駅先まで歩き、電車に乗り元に戻った。貴族の遊びのようだな。

 

最寄り駅のミスドに入り、水のようにコーヒーを飲みながら、最近ずっとやっている仕事関係の作業にかかる。予想はしていたがこれ程か、という数字が出て、それがあることで結果が事実にそぐわなくなっている気が付いた。なるほどこれが、整理することの意味だな。

データをあれこれしたり、条件分岐みたいなことを考えるのは割に好きだ。仕事は論理立てて考えるものだし、情緒的ところが少ないのもあり、理系っぽいと言われることも多い。全ては国語の問題だと思うが、そういう、カテゴリ化して安心したい族の単純化がなければ、数学のできるとこだけ勉強してこられたのかもしれないな。

 

夜はチャンネルを行き来しながら、見たいところだけ紅白を見る。聞いたことがあるあれこれの曲を歌っている人が誰だったのか、答え合わせをするようで面白い。新人さんが無理矢理枠にはめられているところとか、審査員のみなさんへ振りのヒヤヒヤ感だとか、紅白の段取りはもはや伝統芸能だと思うので風物詩的に見た。

おれらのゆずがちゃんと会場を盛り上げられていて安心した。さすがである。

 

兄弟が帰ってこなかったので、新年のあいさつをしたものの、ほとんど日常の延長線であった。