仮面福祉会

できることを切り売りしています

完全な別の世界

寒い気がして、上着の中にダウンを仕込むがやはり寒い。冬じゃん。

 

最近三島由紀夫を読んでいる。久しぶりに、金持ちが普通のことを頭の中で悶々とこねくりまわし自分ドラマで踊る、全部一人の中のみで進む系の文学に触れてうなっている。こんなやつ絶対に近くにいてほしくないが、存在はしていてほしい、その方が世界が豊かで面白いから。

楽しみは筋ではなく、ほぼ実態のないものだけで一冊分表現を展開できる文そのものである。ストーリーはほどほど、共感は要らなくて、わけわからんのを面白がりながら牛の歩みで読み進めるのが好きだ。それはディズニーランドが好きなのと多分同じことなのだが、他人に趣味だと示すには印象が尖り過ぎるので憚られる。歌舞伎もそうだが、嗜みと捉えている人と認識が全然食い違ってしまう。私も、教養として文化的なものに触れようとしてる人はすごいなと思う。そんなん勉強じゃん。あ、勉強が好きな人なのか。

 

仕事、周りの人たちに空きが目立ち始めて怖い。暇をつくるとろくなことがないからな。来月以降のことを考えないといけないが眠い。時間外の打ち合わせでは業者さんが相変わらずへらへらしていた。

 

日光から戻った両親から旅行支援の話などを聞く。あなたも行ったら良いよと言われ、ちょっと考える。今からだったらどこへ行きたいかな。ああ、雲海、どこかで雲海を見られないかしら。