仮面福祉会

できることを切り売りしています

人情の欠けた江戸っ子

世界一、とうたう朝食を食べにbillsにゆく。今さら取り立てていうのも恥ずかしいぐらいだが、店外には長い列ができており驚きだ。予約しておいてよかった。

出される料理はどれもうまいが、卵大好きだったらもっと嬉しいのだろうな。古今東西いずれの国でも朝食に卵を食べている。朝食とは即ち卵のことである。と言っても過言ではないのではないか。

乳児幼児をつれた家族が多くて意外であった。

 

それから芸劇に森山未來の踊りを見にゆく。作品を完成させるに至る考察がアートとして展示されており、美術館に来たような心持ちでロビーを回る。そしてそこに普通に森山未來がいてぎょっとした。すごい、こっから平熱で舞台に上がるのか。

本当に地続きで始まり、ホールは薄暗く、終始鬱蒼としてしかし身体が自由に動くのが素敵で羨ましかった。

舞台表現、踊りなどは特に、抽象的なメッセージをいかに体現するかに懸命で、放っておくとどんどん暗く内省的になってゆくようだ。私は人情の欠けた江戸っ子のようなものなのでそういう気分はさほど好きではなく、ただ好きな演者の様々な形を生で愛でたくて足を運んでいる。アーティストとしては、手応えのない客だろうよな。

アフタートーク中野信子さんが出てきて、私は概要しか存じ上げない人だったので先入観もなくとても良かった。ぎゅうぎゅうにパーソナルなことを話されていたが、思いがけず自分の今の仕事の始点が思い出されたりして、あの人と福祉のことを話してみたいものだなぁと思った。めためたに打ちのめされそうだけども。

情報が補完されたうえで展示を見て、少し意味がわかる。

 

急に思い立ってクリーニングを出しに行くと、店の外に列ができていて大人気だ。見たらハロウィンセール30%オフと書いてありハロウィンの意味が不明だがラッキーで嬉しい。気になる汚れを訴えながら積み重ねたら6000円を越え、30%オフにしても高くてびっくりする。まぁ、買うより安いからいいけど、と自分を納得させなければ落ち着かない。

久しぶりに自転車をこいだ。