仮面福祉会

できることを切り売りしています

信用に足らない私

かき氷を食べに行くと、かぼちゃしるこというのがあり迷わずお願いした。かき氷で冷え冷えになったのち、超熱々のかぼちゃあんをふうふう冷ましながら食べた。帰る道すがら、かき氷と一緒に出してもらえば良かったんでは、と気付いて悔しく思った。

 

やることがない日の選択肢として、事務所へ行く、というのを覚えてしまった。

大学の同窓会のお知らせがあり、塩漬けになっている調査の話をしにゆこうかなと思い当たった。目指すポイントがないと後回しになってしまう。

なればそれまでに見せられるものを作らねばならぬので、いそいそと土日にやるに至る。暇であることが許されたような気がして嬉しい。

少しデータを組み合わせるだけで今まで気付かなかったことが浮かんで現れ、えーそんなことあるかな、と一人で喋りながら進める。おもしろがったが、単純に間違ってるだけかもしれないのが問題だ。私の能力は疑うに足る。

 

切り上げ、ワクチンを打ちに行く。4回目ともなると手慣れたものだが、何度も何度も同じことを確認されて少し呆然とした。2年の間に何かよろしくないことがあり、改善を重ねた結果がこれなんだろうな。接種者が少なくなった今となっては着ぶくれし過ぎの感がある。

15分待機の間、新庄が特殊詐欺のキーワードを、口に綿をつめたような声で言うのを繰り返し聞き続けていた。

 

帰宅すると、父が2階から降りてきかけて、なんだ○○か、と言った。母じゃなくて悪かったな。父は母の帰りが遅いと心配するらしいことを最近知った。誰かの安否を気遣って不安になるような経験をしたことがないので、その発想がなくて純粋に感心してしまった。人の気持ちがわからないことが多くてすまない。